« テトラパックを憶えてますか? | トップページ | アクセス解析から見えるもの »

2005.01.31

消えゆくブルトレ

 鉄道を頻繁に利用する人たちと鉄道ファンにとって、JRグループのダイヤ改正というのは一大イベントである。新線の開業やそれに伴う新しい列車のデビューと言った明るいニュースがある一方で、親しんできた列車名がなくなるという寂しいニュースもある。

 今度の3月1日に実施されるダイヤ改正では、かつて一世を風靡したブルートレインが2本姿を消す。現在〈富士〉がつけている東京発「1」の列車番号を以前つけていた〈さくら〉(東京-長崎間)と、半世紀近い歴史を誇り20系客車が初お目見えしたときには「走るホテル」とまで言われた〈あさかぜ〉(東京-下関)の2本である。〈さくら〉の廃止に伴って、東京-鳥栖間を併結運転されていた〈はやぶさ〉(東京-熊本間)は、今度は東京-門司間で大分行きの〈富士〉と併結運転されることとなる。asahi.comによると〈あさかぜ〉と〈さくら〉の最終列車の切符は、それこそあっという間に売り切れたそうだ。

 思えば、おれが21世紀到来の瞬間を迎えたときには、大晦日に東京を発った〈富士〉のロビーカーにいた。幸いB寝台個室ソロが取れたので、気楽な道中だったが、ロビーカーに向かうまでの開放式B寝台の車両はガラガラだった。ロビーカーも拍子抜けするくらい閑散としていて、おれと同類と思われる御仁1人と男女のペアが1組いたくらい。おれは車内の自販機で買ったビールで独り寂しく新しい世紀に乾杯した。車掌交代の際のアナウンスでは「またのご利用をお待ちしております」とあいさつしていたが、おれは「次に乗る機会はあるんだろうか?」と不安に駆られたものだった。

 もとひささんの「よしなに。。。」でも、廃止される〈あさかぜ〉に対する思いがつづられていて、同じブルトレファンとしてとても共感できるものがあった。

 3月の到来と共に、東京駅の夜は一気に寂しくなりそうだ。

|

« テトラパックを憶えてますか? | トップページ | アクセス解析から見えるもの »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

あさかぜって「走るホテル」だったんですね。知らなかった。列車の食堂車でディナーとかしてみたい。。

投稿: もとひさ | 2005.02.01 01:36

あさかぜが「走るホテル」と呼ばれたのは、今のB寝台が「3等寝台」と呼ばれていた時代の話ですけどね。それでも当時の庶民にとってはあこがれの存在だったんですね。
今となっては食堂車が連結されてるのは青函トンネルをくぐる寝台特急だけになってしまいました。時刻表などには「要予約」なんて書いてありますが、そんなディナーともなるとお値段はかなりのものにつきます。

投稿: ぶるない | 2005.02.01 02:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75931/2758340

この記事へのトラックバック一覧です: 消えゆくブルトレ:

« テトラパックを憶えてますか? | トップページ | アクセス解析から見えるもの »