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2005.01.17

「はい、マイケル」

 またネタはライダーだが、今度はバイクではなく車の話(まあ車に乗った仮面ライダーもいたけど)。知ってる人は知っている、アメリカのテレビシリーズ「ナイトライダー」に関する記事の話である。リンク元によると、日本での放送が始まったのは1984年。当時のおれは高校生で、周囲の友人たちが「あれは面白い」と言っていたのを聞いてはいたが、すぐには見なかった憶えがある。しかし見始めると途端にはまった。「あんな車、あったらいいよなあ」と見た者すべてに思わしめる、その車の名はナイト2000。

 外観上は、黒いボディとリトラクタブルヘッドライトの間で赤く輝きながら左右に揺れるように動くランプが印象的。だがナイト2000が他の車と一線を画するのは外観ではなく、内蔵された超高性能コンピュータにある。“キット”と呼ばれるそのコンピュータ(『キット』とは『Knight Industrial Two Thousand』の略)は、主人公マイケル・ナイトが乗っていなくても自己判断で車を走らせ、マイケルが乗っていれば冗談の相手にもなる。こんな夢を具現化したかのようなスーパーカー(死語)を駆使して、マイケルとナイト財団の仲間たちは犯罪に立ち向かうのである。

 そのキットの名が、よもやインターネット上のニュース記事に登場するとは思ってもみなかった。今日付のITmediaに『「Mac miniを“KITT”にする」車載キットが登場』という見出しの記事が掲載されていたので驚いた。さすがに「キットそのままの機能を、放送から20余年後の技術が再現した」というレベルまでは至っていないようだが、カーナビあたりを音声操作できるとなると、これはけっこう凄いことなのではないだろうか。日本のロボット技術者が鉄腕アトムを目指すように、アメリカのコンピュータ技術者はナイト2000を目標にしているのだろうか?

 この車載キットが日本でも発売されるとなれば、かつてテレビで「ナイトライダー」を見ていた連中はこんな要望を出すに違いない――その車載コンピュータの声には野島昭生(それも機械処理したもの)を採用しろ、と。

 余談になるが、初めて本物のキットの声(要は英語でしゃべるキットの声ですね)を聞いたときには少なからず唖然とした。どう聞いても人間の肉声で、とてもじゃないがコンピュータが出している声とは思えなかったからである。この点ひとつを取っても、「ナイトライダー」の日本語版製作スタッフはいい仕事をしたと思う。

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