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2005.02.18

パソ通時代の終焉

 まあ「いつかはこんな日が来るだろう」と予想はしていたのだが、ニフティが20年近く提供し続けてきた パソコン通信のサービスを段階的に終了するというアナウンスがあった。思い起こせば、このところメールと、ひと月前に始めたこのココログくらいしか利用していなかったし、フォーラムの会議室や個人のパティオなどを巡回することもなくなっていた。

 おれがニフティ(当時はNIFTY-Serve)に入会したのは、ちょうど10年前の7月だったと記憶している。その年の内に 「スーパーロボット大戦」のファンが運営するパティオに首を突っ込むようになってから、加速度的にパソコン通信にのめり込んでいった。オフ会に参加したのもそのパティオでのものが最初だったし、夜通しで1年物のアニメをぶっ通しで見たこともあったし、1回の書き込みで100行を超す長文の応酬をしたこともあったし、走行中の寝台列車の中からチャットに参加したこともあった。顔も本名も知らない知り合いというのが新鮮だった(そういやいまだに顔は知っているけど本名を知らない知人がいるな)。その多くの知人が出来るきっかけになったパティオのサービスも5月末には終わる。

 あのころは9600bpsだの14400bpsのモデムが「速い」時代だった。現在の光ファイバー通信で最速100Mbpsという時代からすると隔世の感がある。パソ通はテキストでのやりとりが主だったから、14400bpsなんて速度のモデムでも飛ぶように流れていく文字列を見ることで速度が体感できた。おれは現在8MbpsのADSLを利用しているが、それでもタブブラウザで複数のサイトを読みに行くと「遅いなあ」と思うことがある。テクノロジーの進歩は確実に人間の心理にも影響を及ぼしているのだなあ、と思う。

 テクノロジーが進歩するように、人も変わっていく。結婚しただの、子供が出来ただのという話も聞いた。そういうのを眺めているおれはどこか変わっただろうか? 己自身に問いかけてみても、なーんにも変わっていないような気がする。多少の変化があったと言えばあったが一過性のもので、嗜好などもほとんど10年前と変わらない。変わったのは「ネット」が意味するものがパソ通からインターネットになったくらいか。

 最近やりとりしてないパソ通時代の知人たちも、やはり新たな通信環境下でネット生活を謳歌しているのだろうか? 連絡を取ってみたくなった、今回のちょっと淋しいニュースであった。まあニフティさんには「今後ともよろしく」ということで。

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