スモーキング・ブギ
よく寝たつもりで目を覚ましたら、夜中の3時だった。暇つぶしにと思ってラジオなどを入れてみたが、我が家のあるあたりで、月曜日の午前3時にまともに受信できるラジオ局と言ったらNHKくらいしかない。仕方なくそこに合わせると、放送されていたのは「ラジオ深夜便」である。
3時台は音楽中心のプログラムで、今日は「作家でつづる流行歌」ということで宇崎竜童の特集だった。山口百恵などに提供した楽曲が流れて、そのうちに「スモーキング・ブギ」が流れてきた。ダウンタウン・ブギ・ウギ・バンドの1975年のヒット曲である。当時小学生だったおれは、その詞が意味するところなど解らなかったが、ノリのいい曲だっただけによく憶えている。「目覚めの一服、食後の一服、授業をサボって喫茶店で一服♪」という一連のフレーズが特に印象に残っている。
そのまま目が冴えてしまい、ネットの巡回などしているうちに時刻は5時を回った。入れっぱなしのラジオはニュースを流し始めた。そこでおれは耳を疑うニュースを耳にした。スポーツ紙などはこぞって一面で取り上げたこのニュースである。「プロ野球の有望新人がパチンコ屋で喫煙」というだけだけで十分呆れた話だが、当のダルビッシュは高校時代にも喫煙疑惑が上がっていたというから、さらに呆れてしまう。
報道によると、先輩選手に連れられてパチンコ屋に行ったそうだが、日本ハムの球団関係者はその「先輩選手」は誰なのか判らない、と発表している。これは邪推だが、本当は判っているのだが伏せているというのが真相だろう。その先輩選手には「新人を教育する」という意識はなかったのだろうか? もしその意識があるのなら、未成年者の喫煙は咎めなければならないだろう。それが大人の義務というものではあるまいか。
プロ野球選手と言えば、最近はサッカー人気に押されているとはいえ、子供が夢に見る職業である。山本正之の「アニメがなんだ」の歌詞じゃないが、子供が見ているということは責任重大なことなのだ。「あの人がやってるんだから、自分もタバコ吸っちゃってもいいんだ」などという誤った認識を青少年に植え付けられては困る。プロスポーツ選手たるもの、子供たちの規範になってもらいたいものだ。
あー、気がついたら3件続けて煙草絡みの話になってしまった。
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