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2005.04.26

脱線事故のその後と報道

 昨日の脱線事故は、救出作業が進むにつれて犠牲者の数も増えているようだ。13時現在で死者73人という大惨事になっている。

 事故原因については事故調査委員会の発表があるまで、個人のブログと言えど軽々しい憶測を書くべきではないだろう。そんな中にあって、目下のところ重要視されているのは「運転士がダイヤ遵守を焦るあまりにスピードを出しすぎた」とするものである(今朝の読売新聞朝刊の「編集手帳」も、あたかもそれが原因のような論調で書かれていた)。それに追い打ちをかけるかのように、今日になって「伊丹駅でのオーバーランは8メートルではなく40メートルだった」との報道があった(YOMIURI ON-LINEの記事)。

 ところが、今日も関連するブログを読んでいくうちに、この論調に真っ向から反論する記事に行き当たった。人生真ん中さんのこの記事である。報道が個人レベルのミスを中心的に取り上げているのに対して、この記事ではJR西日本の安全対策の不備を厳しく指摘している。

 あまり大きく報じられていないが、この路線のATSは旧国鉄時代の古いものをそのまま使っていたという。列車のスピードアップに血道を上げるあまりに、それを支える仕組みをないがしろにしていたのであれば、事業者の重大な手落ちと言わざるを得ない。公共交通機関の最大にして最重要のサービスはスピードでも社員の愛想の良さでもない。安全である。

先の記事でも触れたが、報道についても少々言及しておく。

 今回の事故でも、マスコミ各社はこぞって現場にヘリを飛ばしていた(随分遅い時間まで飛ばしていたらしい)。その騒音が生存者のかすかな手がかりを断ち切っているかも知れないことを、関西のマスコミは阪神淡路大震災のときに学ばなかったのだろうか? 協定を作って、こうした事態のときに飛ばすヘリは1機に絞るべきだ(どうせどのヘリから撮っても現場の映像に大きな差は出ない)。国民の意見の代弁者面をして経営陣に詰め寄る前に、自分たちが本当にしなければならないことは何なのかわきまえる必要があるのではなかろうか。「報道の自由」という言葉は、腐れマスコミの横暴を正当化するためにあるものではない。

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脱線事故にまつわる、神経疑っちゃう人たち

 昨日の福知山線での脱線事故に関連したブログをあちこち読んでいるうちに「ちょっとこいつらヘンなんじゃないか?」という連中があちらこちらに出没し始めているように思えてならない。

 sakura_gabuさんの「鉄っちゃん日記!?」で知った、己のバカさ加減を全国ネットで知らしめたどこかのバカ記者。事故発生から約2時間後に開かれたJR西日本の記者会見で、このバカ記者は「そんなことないやろ!人が死んでんねんで!!」と声を荒らげたそうな。記者会見が開かれたタイミングからすれば、JR側にも有用な情報は入っていないはず。そんなことも分からずにJRを悪役に仕立てるかのような恫喝(こんなのは「質問」なんてものではない)をすることで「正義は我にあり」とでも思いこんでいるのだろう。是非こんなバカ記者を飼ってるマスコミの社名を明らかにしてもらいたいところである。

 HIKARUさんの「BLOG 爺の裏長屋」が指摘しているが、「事故直後の現時点で全部出来事がわかってたら事故調はいらんっちゅうの」。HIKARUさんの仰るとおりである。記者会見場にヤクザまがいの恫喝をしに来ていたバカ記者は、そこんとこをもうちょっとお勉強してから記者会見場に来るように。

 別な意味で神経疑っちゃう人は、先の記事でも取り上げた「天漢日乗」で取り上げられている、事故によって発券された振替乗車票をオークションに出品した不届き者である。商品情報の最後にはこう記されている――

これは、事故当日のJR大阪駅から阪急梅田駅、JR宝塚駅から阪急宝塚駅への振替乗車票で非売品です。 事故当日の日付の入った2枚揃いは、かなり貴重なものとなります。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 ……「かなり貴重」と煽っておいて、最後には殊勝ぶって「ご冥福をお祈り申し上げます」か。言ってることがすでに支離滅裂だ。案の定、入札履歴には出品者を非難するコメントが付いている。この記事を書いている時点で、入札金額は9,999,999,999円。おそらくはこの金額が上限であろう。入札者の意図が出品者に対する嫌がらせであることは明らかである。人の不幸につけ込んであぶく銭を稼ごうなんて、そんな虫のいい話などあるものか。


追記:上記のオークションへの出品は削除されたようである。出品者が事の重大さに気付いて取り下げたか、Yahoo!側が抗議でも受けて削除したかのいずれかであろう。いずれにしても当然の処置ではある。

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2005.04.25

JR福知山線の脱線事故

 とんでもない事故が起きたものだ。おれがこのニュースを知ったのは発生からだいぶ経った午後のことだ。TVのニュース映像を見ると、沿線に建つマンションに列車が倒れ込むような形になっていた。脱線事故の映像は何度か目にしているが、これほどひどい国内での脱線事故現場というのは初めて見たかも知れない。

 YOMIURI ON-LINEのこの記事によると、事故を起こした列車の運転士は以前にもオーバーランを起こしたことがあるという。今回もこの運転士は宝塚駅でオーバーランを起こし、列車に1分半の遅れを出していた。秒単位でダイヤが設定されている日本の鉄道事情からすれば、この遅れは「たかだか1分半」という次元で語られるものではないだろう。車掌や乗客が「いつもよりスピードが出ているような気がした」と証言しているところからして、遅れを取り戻そうとして速度超過をしていた可能性は否定できない。

 その一方で、線路上への置き石も事故原因の可能性として浮かび上がっている。線路上に石を踏んだような跡が見つかったためである。当事者なのか不謹慎なウソなのか、2ちゃんねるのニューススレッドをウォッチしている「天漢日乗」ではそれを示唆するような書き込みが取り上げられている。書き込んだ当人は今ごろ兵庫県警に油をしぼられていることだろう(事と次第によっては後ろに手が回る可能性もあるが)。

 前出の「天漢日乗」では、今回の事故でも相変わらず無神経な取材を行うマスコミへの怒りの声を上げている(該当トピックはこちらこちら)。取材する側は「報道の自由」とか「国民の知る権利」とか言うだろうが、もっとも優先されるべきは被害者の救出作業である。それを邪魔するようなマスコミなら、いっそない方がいい。

 今回の事故のあおりを受けて、今週で一区切りのつく「列島縦断鉄道乗りつくしの旅・春編」は後日録画放送ということになった(来月5日に放送される予定だった関連番組もこれに伴い延期)。毎日楽しみにしていただけに残念だ。

 この場を借りて、事故で亡くなった方々の冥福と共に、怪我をした方々の早期の回復を祈る。

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2005.04.24

ヤブヘビな怪獣映画

 弟がかなり興味本位で「大怪獣バラン」の中古DVDを買ってきたので、昨夜見てみることにした。が、なんというか、予算的に苦しかったのか、単調な作品だった。

 物語は東北地方のある村で、シベリアにしか棲息していないはずの蝶が発見されたところから始まる。生物研究所の所員が現地に派遣されるが、その所員たちは謎の死を遂げた。所長の助手と、遭難した所員の妹である記者、そしてカメラマンの3人が現地に向かう。地元の村民たち(後年の「キングコング対ゴジラ」や「モスラ」に登場する原住民のような感じ)は「バラダギ山神」の祟りだという。やがて村の奥にある湖からバランが出現する――。

 ここまでは怪獣映画の王道とも言うべき「予兆」→「出現」というパターンである。しかし、ここからがどうもいただけない。

 バラン撃滅のために自衛隊が出動、湖からバランをいぶりだして攻撃をかけるが、バランはそれを物ともせず、手足の間に貼った皮膜で飛び去ってしまう。以降は、なぜか東京に向かうバランと自衛隊の攻防戦が展開されるのだが、F-86セイバーのミサイル攻撃と24連装ロケット砲や戦車の攻撃シーンは「何回同じものを見せるんだ?」と言いたくなるくらい執拗に繰り返される。モノクロ作品であるせいか、実際の哨戒艇からの射撃シーンと特撮シーンのつながりに違和感を感じさせないのはいいのだが、そういうものばかり見せられるとどうしても飽きてくる。

 自衛隊がしゃしゃり出てくるまで、バランはそれほどの悪事を働いたわけではない(冒頭に出てきた生物研究所所員をジープごと踏みつぶしたくらいか)。むしろ自衛隊に住み処である湖を追い出されたせいで、かえって人間に対して敵意をむき出したように見えた。まさに「藪をつついて蛇を出す」の例え通りである。「自衛隊が余計なことをしなければ被害は拡大しなかったのに」と考えてしまうのはおれだけだろうか?

 見終わった後にフォローしようのない脱力感に見舞われたおれと弟が、DVDを再度中古屋に売り飛ばすことを決断するまでさほどの時間はかからなかった。

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2005.04.22

不安だらけのウルトラ新作

 要するに今放送されてる「ネクサス」は失敗だったということになるんだろう。土曜の朝っぱらに辛気くさい作風の物をやっても受けそうにないことは、時間枠からして分かっていたはずだと思うんだが(画面の左上には何かと邪魔な時刻表示も出ているし)。

 なんでも今度の「マックス」では、往年の人気怪獣を出してウルトラマンマックスと戦わせるようなことをスポーツ紙では報じていたらしいが、これはこれで過去の遺産を食いつぶしているとしか思えない(今放送されてるガンダムがいい例であろう)。それで出てくる怪獣の造形が「帰ってきたウルトラマン」の2代目ゼットンとか「ウルトラマンタロウ」に出てきたメフィラス星人みたいなのだったりしたら目も当てられない。それでいて、これがシリーズの目玉のひとつというは情けなくならないか、製作スタッフ諸氏?

 ウルトラマンのシリーズは、戦隊や仮面ライダーと違って思い切った冒険作を作りにくい環境にあるのかもしれない。それでも、かつて「ティガ」や「ガイア」で提示された新しいウルトラマン像は、幼少の頃を第2期ウルトラシリーズと共に過ごしたおれにとって、とても新鮮に映った。「ネクサス」もそうした新しいウルトラマン像の提示だったのかも知れないが、結果的には失敗だった。錦の御旗の如く「原点回帰」を打ち出すのもけっこうだが、あまりそういったものに囚われない方が時代に即したものが作れると思うのだが、どうだろう。

 ……とりあえず、土曜日の朝という放送時間はなんとかならんもんだろうか? できれば夕刻以降、18時は無理だろうから、せめて17時30分からとか。

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2005.04.21

食べ物の話・二題

 案の定というべきなのだろう、今朝の読売新聞朝刊の「放送塔」欄に、11日に放送された例の大食い番組に批判の投書が寄せられた。字数の都合もあるだろうが、投書では、

こんな番組を放送すること自体首をかしげます。腹八分目という言葉があります。健康によくないし、見苦しさを感じます。 優勝しても自慢できることではありません。企画しないで。

 ……と一刀両断にしている。投書の主にまっぷたつにされた番組側では「制作の指針」 として次の3点を掲げていたからちゃんちゃらお笑いである(ソースは4月8日付のYOMIURI ON-LINE)。

  1. 大食いは健康である
  2. 早食いは禁止
  3. 食べ物を作ってくれる人に感謝しよう

 なにが「大食いは健康である」だ。寄せられるであろう批判の矛先をかわそうという意図が見え見えである。第一、食べる以上は避けては通れぬはずの「食材にされた動植物への感謝」が抜けているではないか(調理人への感謝より、こちらの方が重要だろう)。先の投書の主がこの「制作の指針」を見たなら、目をつり上げて怒ったことだろう。でも投書してきたということは、不快な思いをすることを承知の上で見たんだろうなあ。

 前出の記事の結びには、局内でも批判的な声が上がっていることが紹介されている。 テレ東の人間も馬鹿ばかりではないことが唯一の救いだろうか。

 偶然の一致だろうが、読者投稿欄である「気流」にも、食べ物にまつわる投書が掲載されている。こちらの投書の主は飲食店でアルバイトをしている学生である。引用すると長いので内容をかいつまむと、「店にやってきた客がたくさんの食べ物を注文したが、それらにはほとんど手をつけずに酒ばかり飲んで帰った。残飯を廃棄するときに心苦しかった。初めから食べきれないと分かっているなら、少なめに注文すべきではないか」とのことであった。おれも会社の宴席ではあまり食べずに飲んでばかりいたので、「この用意された料理、もったいないなあ」と思っていた。

 お隣の国、といってはかの国から怒られるかもしれないが、韓国は「食卓の足が壊れるほどの料理で客をもてなせ」という食文化の国である。韓国人がみんな大食い番組に出るような大食漢ならともかく、そうではないので当然大量の残飯が出る。飲食店から出るこれらの残飯は「飼料」として養豚業者に卸すルートが確立されているという。こうしたシステムは日本でも採用すべきだと強く思う。

 先の投書をしてきた学生は、自らの意見を次のように結んでいる。

食べ物があり余って捨てられている今の日本が、どうしても本当の意味で豊かな国だとは私には思えない。

 そういえば「新鮮であること」を大義名分にして分単位でハンバーガーを捨てている、Mで始まるファストフードの店では、まだそんな「残飯の大量生産」を実施しているのだろうか。

追記:上記で紹介した投書に反論が寄せられたので、こちらの記事で言及した。

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2005.04.20

シャレにならない絶叫マシン

 18日に足の不自由な男性が、スカイダイビングが疑似体験できるマシンから落ちて亡くなった。男性は太っていたためにシートベルトが装着できなかったが、そのままアトラクションは実行された。こちらの記事によると、事故が起きた「ビバ!スカイダイビング」というアトラクションは「6人掛けのいすに利用客が座り、約12メートルの高さまで垂直に上昇後、いすが60度傾き客が前のめりの状態になったところで降下する」とある。座面がここまで傾くと、必然的に尻が浮き上がってかなり怖いはずである。この状態でシートベルトがないとなると、足を踏ん張らせて肩越しに装着されているバーに肩を押しつけるようにしないと危険だ。

 実際にこのアトラクションをシートベルトなしで体験した人の談話がYOMIURI ON-LINEに掲載されているが、読んでいるこちらまで怖くなってくるような生々しさがある。この記事を読む限りでは、18日に起きた事故は明らかに人災だ。

 おれは高所恐怖症のくせに、この手の絶叫系アトラクションがけっこう好きで、以前いた会社の旅行では機会さえあれば挑戦していた。ある年はバンジージャンプ(足首にゴムを付ける「本式」ではないが)、ある年はスカイダイビング(インストラクターがすべての操作を行う「タンデムジャンプ」というもの)、またある年は遊園地で絶叫マシンのハシゴ、とスリリングな旅行を満喫していた。

 とは言うものの、そのスリルも安全に裏打ちされているからこそ楽しめるものだ(さすがにスカイダイビングのときには「免責同意書」みたいなものにサインさせられたが)。シートベルトなしというだけでも危険だというのに、事故が起きたときにはこんなことまで行われていたというから呆れる。関係者は猛省すべし

 体験してみると分かるが、タンデムジャンプに限って言えばスカイダイビングというものは一般的に考えられているほど怖いものではない。姿勢が安定してからのフリーフォールは爽快ですらあった。むしろパラシュートが開いて、自分のいる高さが実感できるようになってからの方が怖かった。それでも機会さえあればまた挑戦してみたいと思っている。

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2005.04.19

コスプレは女性の専売特許?

 ……というわけでもないと思うのだが。第一おれの弟は一時期ドラクエIVに出てくるクリフトのコスプレをしていた。自慢じゃないが「晴海(註:当時)には本物そっくりのクリフトがいる」と言われていたこともあったそうだ(ゲームのキャラで「本物」もないと思うけど)。余談になるが、一度知人のブースで売り子の手伝いをしていたときに「真・女神転生」に登場するカオスヒーローのそっくりさん(そりゃあもう、その人をモデルにデザインが描かれたのではないかというくらい)を見かけたことがあったっけ。

 で、ボトムズwebのこちらの記事。せっかくキリコの衣装(オレンジ色の耐圧服)を作ったのに、世間に披露したときに着ていたのは3回とも女性だったとか。どうせ作ったのなら、キリコの声を当てたご本人である郷田ほづみ氏に着てもらえばいいのに、と考えてしまうのはおれだけだろうか? まあ47歳にもなってコスプレするのはいささか気が退けるかも知れないが。だいぶ頭に白いものが増えてるしなあ。だいたい「いつ、どこで着てもらうんだ」と突っ込まれると答えようがないし。

 でも郷田氏本人も悪い気はしないと思うぞ。

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2005.04.15

「B級ニュース」の味

 日曜日の古本漁りで買ったものの中に「B級ニュース図鑑」(著・泉麻人)がある。初版発行時に弟が購入し、おれ自身かなり読んだのだが、ひさしぶりに読みたくなり、探すのも面倒なので買ってしまった。

 この本の中には1956年から1990年までの新聞記事となったものの中から、「教科書や年鑑などには決して載らないトホホな事件」が約122点、泉氏のコメント付きで掲載されている。この本はけっこうウケたらしく、後発で「○級ニュース云々」というタイトルの本が少なからず出版された記憶があるが、記事の選択やそれに付けられるコメントのセンスは泉氏のそれに及ばない感があった。

 本のコンセプトがコンセプトだけに、この本で初めて触れる事件が多い中で、読んでいて思わず「あっ!」と声を上げたものがあった。記事の大見出しは「死のゲップ我慢」、昭和58(1983)年3月20日付の記事である。そこからちょっと抜粋すると(文中の固有名詞は仮名)――

 高萩署の調べだと、正彦君はこの日、同校柔道部員の仲間六人と学校帰りに近くの店から缶入りの炭酸飲料六本を買い、部員の家で、回し飲みしながらげっぷを出さない我慢比べをしていて気分が悪くなったという。

 その結果、記事内で言うところの正彦君は急性心不全で死んでしまったのである。この事件は茨城県内で起きたことのみならず、幼なじみが通っていた中学校で起きた事件であったためにはっきり記憶に残っていたのである。故人には申し訳ないのだが「こんな死に方はしたくないよなあ」と当時友人たちと話した憶えがある。考えようによっては「そんなんで死んじゃうものなのか」とも言えるのだが。

 この本にはこういった事件が「これでもか」というくらい並んでいる。目次から目立った記事を列挙してみよう(掲載順)。

  • カミソリ、クギなど八十二本
  • 永代橋のアーチからミイラ
  • 虫入り七味トウガラシ
  • また電話ボックスに坊やかまれる
  • 万国博の目玉男一週間
  • トラ捜索中にマージャン
  • またドラクエIII脅し取られる
  • 「口から火噴き」2人やけど

 この本自体が1990年の発行なので、普通の書店よりは古本屋の方が見つけやすいと思う。興味が湧いたら探してみることをお勧めする。

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2005.04.13

「週刊こどもニュース」を見よ

 日曜日の夕方に弟と2人で古本屋に出かけた。弟の目的はどうだったかともかく、おれは文庫本を物色するつもりでいた(もともと漫画にはあまり興味がない)。

 文庫の棚の列までたどり着いたところで真っ先に目に入ってきたのは「これが「週刊こどもニュース」だ」(著・池上彰)であった。「こどもニュース」は見ていなくても、関東地方に長いこと住んでいてNHKを習慣的に見ていた人には著者の名前に憶えがあるかも知れない。関東ローカルのニュースで、終わり頃の軽いニュースを締めるときにダジャレで締めていた人である。

 その池上氏が進行役として出演していたのが「週刊こどもニュース」である。池上氏は進行役のみならず、本来おとな向けのニュースをこども(番組では小学5年生以上を想定しているそうだ)に分かるようにかみ砕いていく作業にも携わっていた。この大変な作業を「こどもニュース」のスタッフたちは毎週やっているのだから頭が下がる。読んでもらうのが手っ取り早いのだが、日頃ニュースを見聞きしていて分かっているつもりでも実は分かっていないということが多いのではないだろうか。

 惜しむらくは、その池上氏が4月改編で11年間務めた番組を降板してしまったことである。「こどもニュース」はまったく新しい出演者で始まったが、現時点でまだ1回しか放送されていないので、まだ海のものとも山のものともつかぬ状態ではあるが、裏番組で放送されている、ヘンに戦争を美化しているような、おもちゃ屋とCD会社の30分間のCMを見るよりは有意義ではないかと思う。

追記:adv55さんのブログにも「こどもニュース」を賞賛する記事を見つけた。記事に付いたコメントを読んだところ、池上氏はNHKを退局されるとか。残念なことだ。

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USJでキティ?

 どうやらユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は行き詰まっているらしい。すでにアトラクションに「鋼の錬金術師」を導入しており「ハリウッドとハガレンに何の関係が?」と言われていたが、今度はハローキティまで担ぎ出すそうだ(Sankei Web)。

 おいおい、ハローキティも日本製のキャラクターだぞ。ハリウッドと何の関係があるのだ?

 商魂たくましい大阪人に言わせれば「儲かるんやったら、どこの国のキャラクターでもええやろ」となるのかも知れない(インチキ大阪弁になっていたら申し訳ない)。それにしたって節操がなさすぎだ。つまるところ、ハリウッド映画にはディズニー作品ほどの集客力のあるキャラクターがいないことを自ら証明しているようなものだ。

 はてなダイアリーのキーワードで「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は次のように説明されている。

ユニバーサル・スタジオの国外進出第1号として2001年3月31日大阪にオープン。
最先端の技術を駆使したアトラクションやショーでハリウッド映画を実体験できる。
第三セクターの運営なのでお役所仕事的な見方もあり将来性に疑問を感じるリピーターもいる。

 運営にお役所が絡んでいるということは、運営に税金が使われていると言うことになる。となれば「収益が上がりましぇーん、すんませーん」と簡単に放り出すわけにもいかないのだろう。それならもう少し謙虚になって、浦安にあるテーマパークの運営に学んでもいいのではないか、と考えるのは無責任な門外漢の戯れ言だろうか。

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シャプレー星人暗躍中?

 シャプレー星人が何なのか分からない人は、お近くの特撮ファンに訊いてください。

 半年前から地震のニュースが多いような気がするのはおれだけではないと思う。昨年10月の新潟県中越地震、年も押し詰まった頃に起きたスマトラ島沖地震、今年に入って3月の福岡県西方沖地震。そして月曜日の朝、茨城県西部から千葉県にかけて大きな地震が起きた。

 幸い先日の地震はうちのあたりでは大した揺れではなかったのだが、神栖町では茨城県内としては初の震度5強を記録した。詳しく調べたわけではないが、この地震に限らず半月に1度くらいの頻度で震度2~3クラスで揺すられてるように思う。

 影でシャプレー星人が暗躍してるのか、地層の深いところでギラドラスがウルトニュームを食ってるのか、はたまた日本海溝の底に乱泥流でもあるのか。日本は火山帯と活断層が至る所にあるだけに地震と無縁ではいられない。「ピーターと狼」の昔話ではないが、ゆらゆらと横揺れが始まったときに「ああ、また地震か」なんて呑気に構えたところで、ドカンと大きい縦揺れに来られるのが恐ろしい。

 月曜の地震の前にも、午前3時ごろに地震で目が覚めたことがあった。厳密には目が覚めた直後くらいに揺れ始めたように思う。体が地震に伴う磁場変動でも感知してるんだろうか?

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人生の経験値

 御嶽舞さんのこの記事から。なにやらひと頃流行った「○○に100の質問」を彷彿とさせるものがあるなあ。

  1. 入院:○ …ただし、赤ん坊の頃の話なのでまるっきり記憶にない。
  2. 骨折:× …右脚の骨にひびを入れたことならある。
  3. 献血:○ …現在は服薬中にて献血できず。残念。
  4. 失神:○
  5. 結婚:×
  6. 離婚:×
  7. フーゾク:×
  8. しゃぶしゃぶ:○
  9. エスカルゴ:×
  10. 万引き:×
  11. 補導:×
  12. 女を殴る:×
  13. 男を殴る:○ …殴った相手は弟。
  14. 就職:○
  15. 退職:○
  16. 転職:○
  17. アルバイト:○
  18. 海外旅行:○ …社内旅行で香港とグァム。グァムに行ったときはスカイダイビングもやった。
  19. ギター:×
  20. ピアノ:×
  21. バイオリン:×
  22. メガネ:○ …最近は外出時以外かけない。
  23. コンタクト:×
  24. オペラ鑑賞:×
  25. テレビ出演:×
  26. パチンコ:×…小学生のときに親父にくっついていったことならある。
  27. 競馬:×
  28. ラグビー:×
  29. ライヴ出演:×
  30. 合コン:×
  31. 北海道:○
  32. 沖縄:×
  33. 四国:○
  34. 大阪:○ …出張で何度か。でも通天閣は見ただけで上ってない。
  35. 名古屋:×
  36. 仙台:×
  37. 漫画喫茶:×
  38. ネットカフェ:○ …あれをネットカフェと呼べればの話だが。
  39. 油絵:× …高校時代に美術の授業で。絵心ないんだけど。
  40. エスカレーターを逆走:○ …もちろん怒られた経験もある。
  41. フルマラソン:×
  42. 自動車の運転:× …教習所でなら経験あり。自分には向いてないと思い知らされただけだった。
  43. バイク運転:×
  44. 10kg以上減量:×
  45. エステ:×
  46. 交通事故:○ …横道から出てきた車に自転車でぶつかった。ケガはなし。
  47. 電車とホームの隙間に落ちる:×
  48. お年玉をあげる:○
  49. ドストエフスキー:×
  50. 大江健三郎:×
  51. ゲーテ:×
  52. 一万円以上拾う:×
  53. 一万円以上落とす:×
  54. 徹夜で並ぶ:×
  55. 金髪:×
  56. ピアス:×
  57. 50万円以上の買い物:×
  58. ローン:○
  59. 両国国技館:×
  60. 日本武道館:× …たまたまアルフィーのコンサートがある日に九段下にいたことはある。
  61. 日清パワーステーション:×
  62. 横浜アリーナ:×
  63. ラヴレターをもらう:○ …Eメールによるものを含めればだが。
  64. 手術:× …入院中にあったかも知れんが、赤ん坊だったので(以下略)。
  65. 選挙の投票:○ …有権者たる者、これは当然。
  66. イヌネコを飼う:○ …この記事を書いている横で1匹丸くなっておられる。
  67. 一目ぼれ:○
  68. 幽体離脱:×…幽霊とおぼしきものなら見たことあり。
  69. 前世の記憶:×
  70. ヨガ:×
  71. OSの再インストール:○
  72. ヴォイスチャット:×
  73. 先生に殴られる:○
  74. 廊下に立たされる:× …正座させられた経験ならあり。
  75. 徒競走で一位:× …定位置はビリだった。
  76. リレーの選手:×
  77. メルヴィル:× …そもそもメルヴィルって何?
  78. 妊婦に席をゆずる:×
  79. 他人の子どもをしかる:× …電車内でやんわり注意したことならある。
  80. 20過ぎてしらふで転ぶ:×
  81. コスプレ:○ …あの小説の何巻の何ページにある誰それの、と説明しなければならないものなら。
  82. ジャケ買い:× …帯を見て、参加ミュージシャンの名前に釣られて買ったことならある。
  83. 同棲:×
  84. ストリート誌に載る:× …小学生のとき新聞の地方版に自分の書いた詩が載ったことならある。
  85. 2メートル以上の高さから落ちる:×
  86. ものもらい:×
  87. 学級委員長:○
  88. ちばあきお:×
  89. ちばてつや:×
  90. 岡崎京子:×
  91. 南Q太:×
  92. 恋人が外国人:×
  93. 治験:×

 漫画に絡む質問は全部×だなあ。あまり読まないし、読むものが限られてるので。あと純文学の類も読まないな。

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2005.04.11

こんなところも仕様変更?

 先日ココログの仕様変更が行われた。なにやらいろいろとバージョンアップやらインターフェイスの追加などが行われたようであるが、どうにも気になるのが仕様変更の影響がファイル名の付け方にまで及んでいることである。

 tsupoさんのこちらの記事によると、変更前のファイル名の付け方には規則性があり、これを利用すれば好きなファイル名を付けることもできたのだが、今回の仕様変更でそれができなくなったようだ。例えば前回の記事のファイル名はpost_fdbf.htmlであった。「post_」の後ろに付いている4文字はランダムで決定されているのだろうか? tsupoさんの記事の方法を利用してファイル名を任意のものにしている人からすれば、これは改悪だろう。

 それから、これは個人的なものなのかもしれないが、ごく普通にココログにログインして、ごく普通に「コントロールパネル」をクリックしたりしただけでこの画面に飛ばされるのはなんとかならんものだろうか。仕様変更以降かなりの頻度でこの画面にお目にかかっている。今もトラックバックが送れずにエラー画面とご対面を繰り返していたりする。

 この分だと遠からず再度メンテナンスが実施されるのかもしれない。

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2005.04.10

立像

 タイトルは元ネタに敬意を表してシンプルにしてみた。

 以前から模型雑誌などを中心に話題になっていたkogoroさんの原寸大AT、スコープドッグ・ブルーティッシュカスタムが、個展を直前に控えてついにその全容を表した。とりあえずは「何も言わずにここの写真を見ろ」とだけ言っておこう。こちらの記事では、ATの個性のひとつである降着ポーズまで取っている。このこだわり。一念岩をも通す、とはまさにこのことか。

 西暦2003年に鉄腕アトムはできなかったが、「ボトムズ」の事実上の主人公メカはTVシリーズ放映から22年を経て、原寸大のものが作られた(ちょっと形が違うけど)。陳腐な表現になってしまうが、やはりこれは凄いことなのだと思う。

 この話の記事となると、どうしても当時の製作スタッフにお呼びが掛かりがちであるが、個人的にはキリコの声を当てた郷田ほづみ氏にもこのATの傍らに立ってもらいたいと思う。もちろんキリコの格好をして。

 kogoroさんのアトリエには、迷い犬がやってきて住みついている(キャタツという名前も付いた)。やはりATの名前に「ドッグ」が付くだけに、引かれるものがあったのだろうか?

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2005.04.08

ファンを大事にしないバンドって…

 初めてT-SQUAREの曲に触れたのは1984年(当時のバンド名はTHE SQUARE)発表のアルバム「ADVENTURES」に収録されていた『ALL ABOUT YOU』であったと記憶している。この曲がウィスキーのCMに使われていて、そのメロディーが強烈な印象を残したのである。そのCM見たさに、日曜の夕方にはサントリーがスポンサーをしている「笑点」を毎週見ていたこともあった。

 アルバムを通して聴いたのはそれから数年後のことである。その頃「歌詞のない音楽のかっこよさ」というのに目覚めたおれは、幼なじみの友人に「SQUAREの中でお薦めのアルバムを1枚貸してくれ」と頼み込んだ。友人が選んだのは1983年に発表された「うち水にRainbow」であった。これを機に、おれはますますこのバンドにのめり込んでいった。

 そして生で彼らの演奏を聴いたのは、それからさらに数年後の1991年。バンド名は現在のT-SQUAREに変わり、フロントプレイヤーも伊東たけしから本田雅人に交代したが、その年発表されたアルバム「NEW-S」がお気に入りだったこともあって、臆することなく日比谷野外音楽堂へと出向いた。そしてフラフラになるまでノリまくった。

 それから数年は年に1回は生演奏を聴きに東京まで出向いていたのだが、いろいろあってなかなか出かけられない年が増えていった。現時点で最後に生演奏を聴いたのは2001年の日比谷野外音楽堂でのライブである。この頃のT-SQUAREは、それまでのバンド形態を解消し、ギターの安藤まさひろとサックスの伊東たけしを核にしたユニットとしての活動を展開していた。それでも10年前に初めて生演奏を聴いた思い出の場所で、やはりフラフラになるまでノリまくったのであった。

 その翌年あたりから、個人的なT-SQUARE熱は冷め始めた(これについては今なお引きずっているうつの影響も少なからずあるのかもしれない)。アルバムを聴いても曲とタイトルが結びつかなかったり、1曲1曲の印象が薄いように感じるようになってきたのである。2003年にデビュー25周年を記念してTHE SQUARE名義で発表した「SPIRITS」も、なんか今ひとつパッとしなかった。それまではヘビーローテーションで聴いていたはずのアルバムを聴く回数も減っていった。

 そこに去年のある事件が暗い影を落とした。毎年恒例の日比谷野外音楽堂でのライブが台風の影響で中止になったのだが、中止の決定があまりにも遅かった。前日に中止の決定をしていれば、当日会場まで来て無駄足を踏むファンも出ないで済んだであろうに、ライブ中止の発表は開場の数時間前というお粗末さである。当然のことながら、2ちゃんねるにあるT-SQUAREのスレッドは主催者側の不手際に抗議する書き込みであふれかえった。チケットの払い戻しにも手際の悪さが目立ち、ファンの不満はさらに募った。

 そのT-SQUAREは今年発表のアルバム「PASSION FLOWER」から再びバンド形態で活動するという。そうすると、ここ数年のユニット形態での活動はなんだったのだろう? また、オフィシャルサイトではそれまであったBBSを閉鎖した。以前からこのBBSへの書き込みにはスタッフのチェック(事実上の「検閲」)があって、ファンの生の声が反映されているとは言えないものだったのだが。

 かくもファンをないがしろにするバンドってなんなんだろうか(バンドというよりプロデュースする側の問題なのだろうが)。今年T-SQUAREはおれの地元である茨城で7年ぶりにライブを行うが、足を運ぶ気になれないでいるのが正直なところである。

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2005.04.07

アニメのルパンはいつまで作れるか

 2ちゃんねるの声優板に「■■今は亡き名声優を偲ぶ■■」というスレッドがあるのだが、そこでいささか衝撃的なものを見た。投稿者の欄には「70歳以上の声優」とあり、そこには“超”がつくほどのベテラン声優の名前が並んでいた(中には現役を退いた人の名前もあったが)。リストをそのまま転載すると膨大な量になるので、どんな声優が該当しているのか見てみたい人はリンクしておくのでご覧いただきたい。

 「70歳以上」ということは、いつ前出のスレッドで偲ばれる対象になっても不思議ではないと言うことである。少なからず驚いたのは、現在の「ルパン三世」のレギュラーが2人入っていたことだ。その2人とは銭形警部役の納谷悟郎氏(75歳)と次元役の小林清志氏(72歳)である。お二方とも最初のTVシリーズ(1971年)から現在の役を担当し続けている。付け加えると、小林氏はTVシリーズ製作前に作られたパイロットフィルムでも次元の声を当てている。

 「ルパンの声と言えばこの人以外に考えられない」というほど、ほとんど神格化されている山田康雄氏がこの世を去って今年でちょうど10年になる。幸いにもと言うべきなのか、栗田貫一氏を後継者に据えて、年に1本のTVスペシャルは製作され続けている(「クリカンのルパンは認められない」という声があることは承知しているつもりである)。しかし、銭形や次元の声が、ある作品から突然変わったら誰もが驚くのではなかろうか。ただでさえ、銭形の声に関しては何年か前から「往年の張りがない」との評を随分聞いている。

 奇しくも今年、「ドラえもん」が声優陣の高齢化を理由にレギュラーの総入れ替えを敢行している。「ルパン」にも、一度レギュラー陣の総入れ替えを試験的に実施した作品があった(1987年の「ルパン三世 風魔一族の陰謀」)が、ファンの評価はいいものではなかったようだ。

 実際問題、現在の声優業界で、銭形なり次元なり、前任者のイメージを損なわない声と芝居のできる人材はいないのではあるまいか。仮に業界外部まで手を伸ばしたとしても、かつて栗田氏の起用で「なんとかなった」ような奇跡を望むのは高望みだろう。そう考えると、もう一声優の個性に頼って作品を作り続けるのは限界なのではあるまいか。

 そろそろアニメの「ルパン三世」には殿堂入りしてもらった方がいいのではないだろうか。いっそのこと「もうアニメの『ルパン』は作りません」宣言でもしてもらって、たっぷり予算を使った劇場版あたりを花道に、一線を退いてもらってもいいのではなかろうか。新作を望む声があるのも分かるが、現行レギュラーの誰かが鬼籍に入ってしまってからでは遅い。自然消滅するくらいなら、最後にどでかい打ち上げ花火を上げてほしいと思うのだ。

 ……でも、それで監督が宮崎駿だったりしたら、観には行かないだろうな。

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2005.04.06

スパム対策から一週間

 先日自分のメールアドレスを詐称するスパムに悩まされているという記事を書いたが、どうにも使っているBecky!用のスパム対策のプラグインでも「悪あがき」のレベルを出ていない感じがしてきたので、巷で「スパムの識別精度が高い」と定評のあるPOPFile(リンク先は「窓の杜」のもの)を導入してみた。

 どこの記事で読んだか失念したが、このソフトはユーザーが「こういうメールはスパムです」と学習させていくものである。従って使い始めてすぐには誤った判断をする場合もある。前出の記事では「一週間も使えば十分なスパム対策ができる」といったニュアンスのことが書かれていた。その一週間が経過しての感想はというと、「やはり評判が高いのは伊達ではなかった」てなところになるだろうか。ソフト側で取っている統計によると、現時点での分類精度は94.32%である。導入後に受信したメールは229通で、そのうち169通がスパムだった。

 初期設定ではスパム以外にもメールを3種類に分類可能なのだが、スパム対策としては「spam」とそれ以外の「other」だけで事足りる。以前はスパムのチェックをすり抜けてきていたアドレス詐称メールも、こいつを通すとスパムの烙印を押されてゴミ箱へ直行させられるようになった(念のため本当にいらないメールかどうかは確認しているが)。

 導入に当たってはメーラーのアカウントやPOPFile自体の設定をいじる必要があるのだが、初心者向けのFAQも充実しているので、スパムが多くて困っている人にはお勧めである。

 余談になるが、今日このブログに「毎日一人で寂しい方や、恋人や奥さんとマンネリ気味の方に朗報です!」というキーワードでたどり着いた人がいる。このキーワードに何を求めていたのだろうか? 謎だ。

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2005.04.05

「ちん電」の消えた駅

 単に列車が廃止になっても、翌日から駅に変化が起こることはあまりない。駅の時刻表からその列車の名前が消えるくらいであろう。これが路線自体の廃止ともなると、必然的に駅のあちこちに変化が生じる。

 今日は通院日だった。そして「ちん電」と地元の人々に呼ばれていた日立電鉄線が廃止されてから初めて大甕駅を訪れる日でもあった。「ちん電」という呼び名は、発車時に車掌がちんちんとベルを鳴らしたことに由来するそうだ(日立電鉄線はかなり早くからワンマン運転を導入していたが)。以前出張で行った大阪の地下鉄でも車掌が鳴らしていたが、今はどうだろう。

 「ちん電」のホームを見てみると、当然だが人の気配がぱったりと途絶えていた。営業時と変わらなかったのはジュースの赤い自販機くらいか(これらもいずれは回収されるのであろうが)。跨線橋の日立電鉄線のホームに向かう通路がふさがれており、乗換案内の表示も黒テープで×が付けられていた。

跨線橋上がり口の案内板 跨線橋の上り口にある案内板に目をやると、「日立電鉄線」の部分の文字が黒テープで潰されていた。下に残る「HITACHI LINE」の英文表記がなにやら寂しく見える。

運賃表 自動券売機の上にある運賃表を見てみると、日立電鉄線の部分が紙で隠されていた(携帯のカメラで撮ったのだが分かるだろうか?)。おそらくは次回のJRの運賃改定までそのままになるのではないだろうか。写真は撮らなかったが、自動券売機にあった「日立電鉄線」用のボタンもテープで消されていた。

 廃止直前の頃には「運行再開を考慮して、鉄道設備は5年はそのまま保存」との要望が上がっていることを新聞記事を読んだが、施設の老朽化などの問題からそれは難しいかも知れない。

 かつて、亡くなった紀行文作家の宮脇俊三氏は鉄道の廃線跡を歩いた紀行文を発表していた。「ちん電」の痕跡が消える前に歩いてみたいような気持ちになった。

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2005.04.04

定番対パターン破りの決勝

 昨日の記事でも触れたが、吹奏楽部のレパートリーがパターン破りの愛工大名電と、鹿児島の神村学園の選抜高校野球の決勝戦が行われた。珍しくTVの前に陣取ってこの中継を見ていたのだが、吹奏楽部の演奏する曲のレパートリーがとにかく対照的なのが印象的だった(←普通そんなところに注意はしない)。

 先攻の神岡学園、吹奏楽部の演奏は「サウスポー」から始まった(昨日挙げた「スタンダードナンバー」のその2)。いきなりがっくりである。その後も「狙いうち」や「ルパン三世のテーマ」といった、ベタベタの手垢付きの定番曲が続いた。

 対する後攻の愛工大名電の吹奏楽部は、聞き覚えのない曲が多かった。記憶にあるのは「ヤットデタマンの歌」(カウント漏れがなければ4回演奏された)と「マツケンサンバ」、「さくらさくら」(ただしかなりアレンジされている)くらいか。そういったものに混じって、定番を通り越して古典ですらあるコンバットマーチが演奏されたときには、かなり意表をつかれた感があった。

 試合の結果は、マスコミで報じられているとおり愛工大名電が初優勝を飾り、昨年の決勝戦での雪辱を果たした形になった。

 夏の全国大会でも来年の選抜でもいいが、次に甲子園に来るときには是非、伊福部昭の「怪獣大戦争マーチ」あたりをレパートリーに加えてきてほしいものだ。……って無理か。かつて格闘家の佐竹雅昭が入場に使っていた、聴いていて非常にテンションの上がる名曲なのだが。

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ローマ法王の「冥福」?

 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が2日21時37分(現地時間)に亡くなった。おそらくは世界中のどの国の最高権力者より平和を愛した法王の死を、キリスト教圏に限らず多くの国の人々が悼んだ。

 で、ちょっと気になったのはニュース記事・ブログを問わず使われている「冥福を祈る」の一文である。先日の伯父の通夜で住職が行った法話を聞いていなかったら、おれも安易にこのフレーズを使ったことだろう。

 確かに手元の辞書で「冥福」を引いてみると「死後の幸福」とある(旺文社「国語辞典」。以下引用元は同じ)。冥福の「冥」とは冥土(仏教で言うところの「死者の魂が行く世界」)を意味し、「死者が行く暗黒の世界」とある。ローマカトリック教会の最高位にいた聖職者の魂が、死後そんなところに行くだろうか? クリスチャンならずとも「そんなはずはない」と言うのではないだろうか。

 前出の住職は浄土真宗の寺の人で、「浄土真宗では、死んだ人の魂は浄土へ還るという考え方をするのです」と話しておられた。仏教ひとつ取っても、宗派によっては「ご冥福をお祈りします」というフレーズを使わないのである。いわんやキリスト教においてをや。亡くなったヨハネ・パウロ2世は天に召されたのである。

 では今回のような場合にはどうやって哀悼の意を表したらいいのだろう? 敬虔なクリスチャンの方、この無学者にご教示下さい。こちらにも困っている方がいらっしゃいます。

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2005.04.03

高校野球応援団のレパートリー

 最近は春・夏を問わず高校野球に対する関心が薄れてきている。幸運にもおれの在学していた高校は、天の配剤か悪魔のきまぐれか、おれが2年生のときに夏の全国大会に出場し、1勝だけした。あれから今年でちょうど20年になるが、おれの母校が甲子園に行ったのはあの時1回だけである。

 その頃の高校野球の応援で吹奏楽部が演奏していたのは、もっぱら既製のプロ野球選手の応援歌だった(当時は中畑とかクロマティが現役だったっけ)。ここ数年のTV中継などを見ている限りでは、どうも応援で使われる曲は、どの学校も似たり寄ったりで面白味に欠ける。ちょっとリストアップしてみると、

  • 山本リンダの「狙いうち」(これ1973年の曲だぞ)
  • ピンクレディーの「サウスポー」(おれと同年代の女性の多くは振り付きで歌えるだろう)
  • アントニオ猪木のテーマ「炎のファイター」(押せ押せムードのときに多用される)
  • 「ルパン三世のテーマ」(ここ数年はよく耳にする)
  • 岩崎良美の「タッチ」(野球ネタだから自然な選曲なのかも)

 ……このへんがスタンダードナンバーと化している。いくらなんでも最初に挙げた2曲は「今の高校生」が演奏するには古すぎると思うのだが、どうだろう。そんなわけで、これらのスタンダードナンバー以外の曲が聞こえてくると、思わず耳がダンボになってしまう。最近ではPL学園の応援で「宇宙戦艦ヤマト」の「コスモタイガーのテーマ」(正確な曲名は知らないのだが、これで分かるだろうか?正確には『新たなる旅立ち』のサントラに収録されている「新コスモタイガー」)が使われていて驚いた憶えがある。まあこれにしてもだいぶ古いが。

 そして今日である。愛工大名電と神戸国際大付属の試合をぼーっと見ていたら、耳に憶えのある曲が聞こえてきて、思わずTVに見入った。それは「ヤットデタマンの歌」であった。当然「なぜ『ヤットデタマン』?」という疑問は浮かんだが、この曲を応援に使っていた愛工大名電側に思わず肩入れしてしまったのもまた事実である。その後「マツケンサンバ」も演奏していたので若干引いたが、こんなパターン破りの選曲は大歓迎である。

 その愛工大名電は決勝に駒を進めた。きっと決勝戦でも「ヤットデタマンの歌」は演奏されるだろう。TV観戦できる人は吹奏楽部の演奏にも注意して見てほしい。がんばれ、愛工大名電……の吹奏楽部。


4月4日追記:なんの偶然か、狩人さんが同様のネタでブログを書いている。あちらからもリンクが張られているので、トラックバックはしないが。

さらに余談。おれの母校が甲子園での初戦を控えた夜に、日本航空123便が御巣鷹山に墜落する事故が起きた。ちょうど試合中に生存者発見の報がバックスクリーンに表示されたのをよく憶えている。

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2005.04.01

恐れていた大食い番組の復活宣言

 放送されるたびに新聞の投書欄に批判の投書が掲載される、テレビ東京の大食い番組が復活するそうだ。ある意味「視聴率至上主義の権化」と言っても過言ではない番組である。放送局並びに企画会社は食糧難に苦しんでいる国や地域があることを理解しているのだろうか? まあ理解しているのならこんな番組を企画したりはしないだろう。九州西方沖地震で避難生活を強いられている玄海島の住民たちが見たら(そんなことはないだろうが)どんな思いをするか、想像が及ばないのだろうか? まあ想像が及ぶのなら(以下略)。

 局側は「視聴者から放送を望む声が継続的に寄せられているので復活した」としているが、そんな声より「あの手の番組がなくなってせいせいした」という声が上がったことには耳をふさぐつもりらしい。そんなに番組の内容に自信があるのなら、さしあたりスマトラ島沖地震の被災地域で放送してみてはどうか。放送後に炭疽菌入りの封筒が送りつけられても責任は負えないが。

 そもそも、こんな番組を喜んでみている連中の気が知れない。番組内で消費される食材は、日頃食生活に不自由している人間の胃袋に収まるのではない。ただ「競技」のためだけに消費されるのだ。番組の出場者が食べる分を食糧難にあえいでいる人たちに分け与えれば、何人かの命は救えるはずである。あるいは食材を調達する分の予算を義援金に充てれば、伝染病で死ぬ子供をほんのわずかでも救えるはずである。にもかかわらず、食うに困ってもいない人間の腹を満たすために番組は企画され、食材は浪費される。これらの行為は人道にもとるとは考えないのだろうか。

 いっそのこと事故でも起きて番組自体が潰れてくれればいいのに、と考えるおれはどこかおかしいのだろうか。おかしいのはこんな番組を作る人間と、こんな番組を見て喜ぶ人間の頭の方だと思うのだが。


追記:予測されたとおりに批判の投書は寄せられた。それについてはこちらの記事で言及した。

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ついていいウソ・悪いウソ

 エイプリルフールである。ネット上でもしゃれっ気のあるサイトでは「明らかに冗談と分かる記事」を載せたりトップページをいじったりと趣向を凝らしている。ネットではないが、本日付の東京新聞の特報面はウソ記事で埋め尽くされたそうだ(これはウソではない)。

 ネット上のウソ記事の代表は、やはり毎年恒例となっているYahoo!とインプレスだろう。今年のインプレスは全体的にはあまりパッとしなかったが、やはり「2ちゃんねら向けの新ドメイン「.orz」が運用開始」 がネットの記事らしくてよろしい。この「.orz」ってドメイン、冗談抜きで「いいな」と思った向きもいたのではなかろうか。

 そんな一方で、ネタの選択を誤ったが故にひんしゅくを買ったケースもある。2ちゃんねるの「Winamp統合スレ」住人たちのひんしゅくを買ったこんなウソ(伏せ字処理は引用者による)。

516:名無し~3.EXE 2005/03/31(木) 18:20:44 Kdb1wZzp
  Sexyfont作者が交通事故で死亡?
  http://********.****.org/

517:名無し~3.EXE 2005/03/31(木) 18:29:27 j3drGIYH
  ×××× ファンの皆様へ

  ×××× 管理人の○○君が2005年3月25日、交通事故により永眠いたしました。
  ここに生前の御厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。
  今までのご支援ご声援まことにありがとうございました。

  。・゚・(ノД`)・゚・。

 517でのID:j3drGIYH氏のレスに書かれている文面が3月31日にアップされた(最後の顔文字を除く)。ところが、これがエイプリルフール用の冗談コンテンツが手違いで前日にアップされたものとサイト側が自白。ブーイングのレスが数件ではあるが付いた。当然の結果である。いかなエイプリルフールといえど、人の死をネタにするのはいただけない。第一笑えないではないか。やはり4月1日用の冗談には笑いがほしい。本当に死んでも誰一人手を合わせてくれなくなるぞ。

 このサイトの管理人は、今後一切エイプリルフール用の冗談コンテンツ禁止。

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