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2005.04.01

恐れていた大食い番組の復活宣言

 放送されるたびに新聞の投書欄に批判の投書が掲載される、テレビ東京の大食い番組が復活するそうだ。ある意味「視聴率至上主義の権化」と言っても過言ではない番組である。放送局並びに企画会社は食糧難に苦しんでいる国や地域があることを理解しているのだろうか? まあ理解しているのならこんな番組を企画したりはしないだろう。九州西方沖地震で避難生活を強いられている玄海島の住民たちが見たら(そんなことはないだろうが)どんな思いをするか、想像が及ばないのだろうか? まあ想像が及ぶのなら(以下略)。

 局側は「視聴者から放送を望む声が継続的に寄せられているので復活した」としているが、そんな声より「あの手の番組がなくなってせいせいした」という声が上がったことには耳をふさぐつもりらしい。そんなに番組の内容に自信があるのなら、さしあたりスマトラ島沖地震の被災地域で放送してみてはどうか。放送後に炭疽菌入りの封筒が送りつけられても責任は負えないが。

 そもそも、こんな番組を喜んでみている連中の気が知れない。番組内で消費される食材は、日頃食生活に不自由している人間の胃袋に収まるのではない。ただ「競技」のためだけに消費されるのだ。番組の出場者が食べる分を食糧難にあえいでいる人たちに分け与えれば、何人かの命は救えるはずである。あるいは食材を調達する分の予算を義援金に充てれば、伝染病で死ぬ子供をほんのわずかでも救えるはずである。にもかかわらず、食うに困ってもいない人間の腹を満たすために番組は企画され、食材は浪費される。これらの行為は人道にもとるとは考えないのだろうか。

 いっそのこと事故でも起きて番組自体が潰れてくれればいいのに、と考えるおれはどこかおかしいのだろうか。おかしいのはこんな番組を作る人間と、こんな番組を見て喜ぶ人間の頭の方だと思うのだが。


追記:予測されたとおりに批判の投書は寄せられた。それについてはこちらの記事で言及した。

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コメント

今日も久留米市は余震がありました。
玄海よりもまだまだましです。
ほんといろんな番組を作りますよね。。
視聴率を稼ぐのが命なのでしょうか。。。
日本ってほんとおばかさんなお国なんでしょうね。。
マザー・テレサが「日本は恵まれているけれど、心は貧しいわね」といったそうです。ほんとそうですよね。。。

風邪にご注意ください。
今風邪ひいております。。。

投稿: alice | 2005.04.02 00:12

ひと頃「視聴率至上主義はいかがなものか」みたいな議論がわき起こったような記憶があるんですが、記憶違いでしょうか?
日本には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という大変都合のいい解釈をされがちなことわざがあります。マスコミ関係者、特にテレビのバラエティ番組を作ってる連中にはこの手合いが多そうです。
マザー・テレサの言には含蓄がありますね。やはり見るべきところを見ていらっしゃる。

aliceさん風邪ですか。くれぐれもお大事に。

余談ですが、この記事のタイトルの元ネタが分かる人はどれくらいいるかなあ。ふふふ。

投稿: ぶるない | 2005.04.02 01:29

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