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2005.04.07

アニメのルパンはいつまで作れるか

 2ちゃんねるの声優板に「■■今は亡き名声優を偲ぶ■■」というスレッドがあるのだが、そこでいささか衝撃的なものを見た。投稿者の欄には「70歳以上の声優」とあり、そこには“超”がつくほどのベテラン声優の名前が並んでいた(中には現役を退いた人の名前もあったが)。リストをそのまま転載すると膨大な量になるので、どんな声優が該当しているのか見てみたい人はリンクしておくのでご覧いただきたい。

 「70歳以上」ということは、いつ前出のスレッドで偲ばれる対象になっても不思議ではないと言うことである。少なからず驚いたのは、現在の「ルパン三世」のレギュラーが2人入っていたことだ。その2人とは銭形警部役の納谷悟郎氏(75歳)と次元役の小林清志氏(72歳)である。お二方とも最初のTVシリーズ(1971年)から現在の役を担当し続けている。付け加えると、小林氏はTVシリーズ製作前に作られたパイロットフィルムでも次元の声を当てている。

 「ルパンの声と言えばこの人以外に考えられない」というほど、ほとんど神格化されている山田康雄氏がこの世を去って今年でちょうど10年になる。幸いにもと言うべきなのか、栗田貫一氏を後継者に据えて、年に1本のTVスペシャルは製作され続けている(「クリカンのルパンは認められない」という声があることは承知しているつもりである)。しかし、銭形や次元の声が、ある作品から突然変わったら誰もが驚くのではなかろうか。ただでさえ、銭形の声に関しては何年か前から「往年の張りがない」との評を随分聞いている。

 奇しくも今年、「ドラえもん」が声優陣の高齢化を理由にレギュラーの総入れ替えを敢行している。「ルパン」にも、一度レギュラー陣の総入れ替えを試験的に実施した作品があった(1987年の「ルパン三世 風魔一族の陰謀」)が、ファンの評価はいいものではなかったようだ。

 実際問題、現在の声優業界で、銭形なり次元なり、前任者のイメージを損なわない声と芝居のできる人材はいないのではあるまいか。仮に業界外部まで手を伸ばしたとしても、かつて栗田氏の起用で「なんとかなった」ような奇跡を望むのは高望みだろう。そう考えると、もう一声優の個性に頼って作品を作り続けるのは限界なのではあるまいか。

 そろそろアニメの「ルパン三世」には殿堂入りしてもらった方がいいのではないだろうか。いっそのこと「もうアニメの『ルパン』は作りません」宣言でもしてもらって、たっぷり予算を使った劇場版あたりを花道に、一線を退いてもらってもいいのではなかろうか。新作を望む声があるのも分かるが、現行レギュラーの誰かが鬼籍に入ってしまってからでは遅い。自然消滅するくらいなら、最後にどでかい打ち上げ花火を上げてほしいと思うのだ。

 ……でも、それで監督が宮崎駿だったりしたら、観には行かないだろうな。

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