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2005.06.30

BSアニメ夜話・劇場版マクロスの巻

 誰にでも「好みのストライクゾーン」というものが存在すると思う。野球におけるそれが選手によって広さが変わるように、この「好みのストライクゾーン」もまた、個人によって広さが変化する。そしておれの場合、これが狭い。「超時空要塞マクロス」という作品の場合は外角低めにはずれている感じ。これについてはTV版(1982年放映)でも劇場版(1984年公開)でも大差はない。

 それでもTV版の冒頭数話はそれなりに楽しんで見てはいた。ところがヒロイン(のはずである)のリン・ミンメイがアイドル歌手としてデビューするあたりから、個人的評価は下降線をたどり始める。まずアイドル系の曲が好みでないというのがひとつ。あとは「劇中のキャラクターが歌を歌う」というシチュエーションがどうにも苦手というのがもうひとつ(これがアカペラだったりすると、正直言って耐えられない)。このふたつの要因がAND条件で結びついてしまっては評価が下がるのは必定である。

 さらに輪をかけるように昼メロさながら(実際TV版は日曜の昼下がりに放映されていたのであるが)の恋愛劇が展開されるようになってくると、いよいよ好みのストライクゾーンからはずれていく。それでも放映延長後の展開まで付き合って見続けたのは我ながら「ようやるよ」と思う。

 TV版の評価がこんなであるから、劇場版が公開されたときも観には行かなかった。見たのは公開後しばらくしてTVで放映されたときで、それ以来十数年、見返していない。印象的には「普通のラーメンがチャーシューメンに変わったくらい」といった感じだった(こんな比喩が適切かどうか分からんが)。

 と、さんざんクサしてきたが、見るべき点がないわけではない。事実上の主人公メカであるバルキリーのデザインとコンセプトが、アニメ史上にその名を残すであろう事は疑う余地がない。実在する戦闘機とほとんど変わらない形態から人型へ変形するのみならず、中間形態として戦闘機に手足の付いたガウォークという形態には驚かされた。劇場版ではこんなメカが当時における最高水準のアニメーション技術で縦横無尽に動き回るのだから「凄い」としか言いようがない。……でも、バルキリーの戦闘機形態のモデルはF-15じゃなくてF-14ですよ、板野さん。

 ところで「ガウォーク」という言葉にはちゃんとそれなりの意味があって、それらの頭文字を取ったものだったと記憶しているのだが、ネットで検索してみてもたどり着けないでいる。何の略だったっけ?

7月7日追記:「“ガウォーク”とは何の略か」の疑問については、こちらのサイトに答えを見つけた。Ground Effective Reinforcement of Winged Armament with Locomotive Knee-joint(「可変膝関節による有翼高起動地表効果支援火器」の意)の略とのこと。ヒントをくれたhellen_lizardさん、ありがとう。

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コメント

GERWALKでぐぐってみそ?これで出るとおもう。

投稿: hellen_lizard | 2005.07.07 17:57

おお、出たよ。
略称とその意味までちゃんと載せてるサイトって意外に少なかったけど。
おかげで疑問が解消されたよ。感謝感謝。

投稿: ぶるない | 2005.07.07 21:19

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