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2005.06.24

P2Pソフトは使用上の注意を守って使いましょうってか

 原発の情報がWinnyを介して流出したというニュースが問題になっているが、これを受けて情報処理推進機構(IPA)が対策を公開した。ただ、その対策とやらを読んでいると、対策云々という以前に「そんなことは当たり前だろ」と思わず言いたくなってしまう。IPAの言うところの「対策」曰く(内容は抜粋)――

 組織(委託先を含む)で業務に用いるパソコンにおいては、ファイル交換ソフトの使用条件を定めておくことが重要です。
 パソコン内の情報が漏えいするリスクを考慮すると、重要情報が保存されているパソコンではファイル交換ソフトの使用は控えるべきです。

(1)業務で必要ということで入れていたのか?
  業務に無関係な目的で使用すべきではありません。

(2)使用することを許可されていたのか?
  使用が許可されている場合でも、重要情報が保存されているパソコンへインストールするべきではありません。ウイルス感染や誤操作により、公開用フォルダ以外の場所に格納されている重要情報が外部に流出してしまう危険性があります。

 ライターなどの個人事業者ならともかく、そうでない人が業務に必要なものをどうしてファイル交換ソフトで集めなければならないのだろう。そういうものはメールにファイルを添付して送ってもらえば済む話である。そう考えると、業務用PCにファイル交換ソフトなんぞを入れている段階で、そいつはほとんどの組織に存在するであろう業務規定に抵触している。

 (2)では「使用することを許可されていたのか」とあるが、もし許可する組織があるとすれば、セキュリティに関する認識が甘いと言われても仕方ないだろう。Winnyのように「誰とファイルのやりとりをしているか分からないソフト」となるとなおのことだ。

 今回情報を流出させてしまった技術者は映画を見るために使っていたらしいが、大方ネット情報誌の甘言に乗せられて軽い気分でWinnyを導入したのだろう。「Winny経由でファイルが流出する可能性があるとは認識していなかった」と言っているところからして、情報誌の記事を鵜呑みにして、突っ込んだ情報を集める手間を惜しんだと見える。その程度の情報なら、ちょっとネットで検索をかければいくらでも知ることができるというのに。

 いずれにせよ、P2Pソフトの導入は自己責任で。

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