「日本沈没」再映画化
昨年秋の新潟県中越地震以降、スマトラ島沖で地震と津波での甚大な被害が出たかと思ったら、福岡県西部でも大きな地震が起き、4月にはこんなことをブログに書いていたら、その陰でこの映画の製作準備が進められていたのか。時期的にはいささか間が悪いような気がしないでもない。これで映画の公開後に本当に日本が沈むような事態にでもなったら、それこそシャレにならない。
4日に行われた製作発表では監督と主演俳優、それと製作費20億円というあたりが報じられているくらいで、突っ込んだところまでは発表されていない。中日スポーツの記事では「最新CG技術が駆使され」とあるが、人間ドラマと同じかそれ以上に重要視されるであろう特撮パートはどうなるのだろう。「製作費20億」と聞いて、おれは一瞬ながら「ゴジラ FINAL WARS」の悪夢のような出来を想像してしまったのだが。
欲を言えば、映画でリメイクするのではなく、せめて1クールでいいからTVシリーズとしてリメイクしてほしかった。特撮ファンの間では、1973年公開の映画よりその後半年間かけて放映されたTVシリーズの方が高い評価を受けている。2時間前後で日本をぼちゃんと沈めてしまうよりは、時間をかけてじわじわ沈めていった方が緊迫感があるのではなかろうか。でもビデオで撮影される現在のTVドラマで、この手のスペクタクル物をやるのは無理というものか。
映画とは直接の関係はないが、今朝方ラジオでこのニュースを読んだ地元ラジオ局の女性パーソナリティーは、原作者の名前を「こまつ・うきょう」と読んでいた。一緒に番組をやっていた男性パーソナリティー(おれと同世代)からの訂正のツッコミもなし。二人とも小学校から国語教育受け直してこい。
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