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2005.08.20

延長は誰のために

 野球中継が当然のように延長されるようになったのはいつ頃からなのだろう。おれが小学生くらいの頃は、中継が始まるのが7時30分からで、試合展開に関係なく9時前には終わっていた。ごくまれに、アナウンサーが「スポンサーのご厚意により」と断って中継が延長されることがあったが、そんなに頻繁には延長ということはなかったと記憶している。それがいつの間にか7時からの中継開始が当たり前になり、30分程度の放送延長は当たり前になった(NHKは例外なく試合終了まで放送するが)。それだけプロ野球中継は視聴率が稼げるおいしいコンテンツだったのだろう。

 ところが今季は巨人の不振のせいなのか視聴率は低迷の一途をたどり、17日の中日×巨人戦ではついに今季最低の5%(関東地方)を記録した(裏番組にサッカー日本代表の試合があったことも一因ではあろうが)。民放各局では延長時間が最大30分から15分に短縮されるという異例の事態となっている。「そんな半端な時間延長するくらいなら延長なんてするな」と思うのだが。

 そこへいくと日本テレビ系列は往生際が悪いとでも言うべきなのか、「試合展開により9時24分まで延長」などと新聞のテレビ欄に記載されている。要するに8時45分くらいの時点で大量の点差が付いていれば延長はやらないよ、という意味であろう。

 そのテレビ欄の記載はウソであることが19日の巨人×広島戦で発覚してしまった。試合は2-1で巨人が1点リードという接戦だったのだが、8回表が終わったところで中継は延長なしで終わったのである。試合展開なんて関係ないじゃないかasahi.comにある関係者の談話を読むとさらに情けなくなってくる。

 中継した日本テレビの関係者は「ペナントレースの動向と、現状では後の番組を楽しみにしている視聴者の声が大きい」。この3連戦での最下位転落を逃れる「貴重な1勝」だったが、異例の打ち切りに「つらい」と表情を曇らせた。

 つまるところ「試合がセ・リーグのビリ争いだから延長しませんでした」ということなのか。だったら最初からテレビ欄に「試合展開により―」なんて載せるなよ、紛らわしいから。

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