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2005.08.23

ミラーマン再誕

 1970年代はTV特撮ヒーロー全盛の時代であった。今の特撮番組の放映実態からは想像できない人もいるかも知れないが、製作会社の異なる特撮番組同士が同じ時間帯に放映されるということもあった。1971年1月からは「スペクトルマン」(放映開始時のタイトルは「宇宙猿人ゴリ」)、4月からは「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー」の放映が開始されている。この時期に放映を開始した特撮作品では「帰ってきたウルトラマン」がいわゆる“第2次怪獣ブーム”を、「仮面ライダー」が“変身ブーム”を、それぞれ招来したと言っていいだろう。

 そんなブームの勢いに乗って、円谷プロが送り出した「ウルトラ」とは異なる特撮作品のひとつが「ミラーマン」である(放映開始は1971年12月)。主人公の鏡京太郎は、二次元人の父親と人間の母親との間に生まれた混血児であり、ミラーマンとなって宇宙から地球侵略にやってくるインベーダーと戦うというのが大まかなストーリー。

 おれの場合、さすがに放映開始が物心つくかつかないかの頃だったので、おそらくは再放送で夢中になった口であろうと思う。何年か前にLD-BOXが発売されたときには思わず衝動買いしてしまったが、面白かったのはむしろ前半で、ミラーマンの本領であるはずの光線技に制限が付けられてしまった後半には今ひとつ乗り切れない感が残った。前半では自前の戦闘力を持たないバリバリの頭脳労働系組織であったSGMが、後半いきなり「ウルトラ」の防衛隊と同じようになってしまうのも改めて見ると「なんだかなあ」という感じで、「思い出は美化されるもの」と思い知らされたものである。

 前置きが長くなってしまったが、そんな「ミラーマン」が、来春に新作映画「ミラーマン REFLEX」として公開されるというニュース(nikkansports.com)を見たときには目を疑った。たしかにおれの同年代の人間にはそれなりのネームバリューのある作品ではあるだろうが、一般的な認知度はいかほどのものであろうか。いったいどんな経緯で企画されたのか興味深くもあるが。記事には詳しいことは一切記述がないが、よほどの話題性がないと、おれのような年季の入った特撮ファンしか見に行かないのではないかという余計な心配をしてしまう。ZAKZAKには新旧ミラーマンのツーショット写真が載っているが、新ミラーマンのデザインに「今風」というよりはむしろ一抹の古くささを感じるのはおれの思い過ごしであろうか。

 余談になるが、「ミラーマン」のTVシリーズ終了後に同じ時間枠で放映されたのは、あの「マジンガーZ」である。

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