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2005.10.27

我が家の自虐的虎党

 2005年のプロ野球日本シリーズは千葉ロッテマリーンズの4連勝で幕を閉じた。実にあっけない幕切れであった。第3戦までの3試合で合計30点も取るチームに、その対戦相手が4連勝して逆転勝ちするとは到底思えなかったこともある。

 第4戦をあきらめムードで見ていると(この時点では2-0でロッテがリード)、ふらりとリビングにやってきた弟はこう言ったものである。

 「ロッテが勝ってる? それとも阪神が負けてる?」

 おれは5秒ほど考えて「んー、どっちかっつうと阪神が負けてる」と答えた。

 ところで、我が家では親父が熱烈な阪神ファンである。もちろんリーグ優勝したからと言って川に飛び込んだり、「六甲おろし」を大声でわめき散らしたりするほど無鉄砲ではないが。その親父も試合経過を見て今回の日本一はないと悟ったか、「明日セブンイレブンでデイリー買ってきてくれないか?」と口にした。デイリースポーツは言わずと知れた阪神寄りのスポーツ新聞である。我が父ながら、なんとまあ自虐的な……。

 そして今朝のこと。朝食を取りにリビングに降りていくと、デイリースポーツはすでに食卓の上に乗っていた。大見出しは当然のように「屈辱4連敗」。おそらくは関西方面では更に過激な表現の見出しが1面を飾っていたであろう。それでも1面の写真がバレンタイン監督の胴上げではなく、今岡のタイムリーヒットの瞬間だったのは編集サイドの悪あがきであろうか。実際に買ってきた弟は「他の新聞とは写真が違うからすごく目立ってたよ」と語った。

 やはりロッテ投手陣の誰かが「阪神は楽天より弱い」くらいの過激発言でもしない限りは逆転優勝の目はなかっただろう。なお、元ネタにした発言者の名誉のために付け加えておくと、彼は「巨人はロッテより弱い」などとは一言も言っていない。いろいろな要因があったとはいえ、くだんの発言でネタにされたチームが日本一になるとは、時代は移ろうものである。

 ちなみに親父は日本一決定の瞬間は入浴中で、テレビ観戦どころかラジオすら聞いていなかった。

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