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2005.12.31

砕け散るまで戦え!

 おれは基本的に小食な人間である。が、例外的にリミッターが外れてベルトの穴を1個ゆるめるくらい食べてしまうことがある。そんなメニューのひとつは餃子であり、もうひとつは日本そばである。

 そんなおれにとって、大晦日の年越しそばは口から麺が出てしまうほどの勢いで食べてしまう代物である。そんな無茶な食べ方を、おれは「砕け散るまで戦う」と表現する。元ネタは、タイトルに使った2002年公開の「ゴジラ×メカゴジラ」のキャッチコピー。「お互い死力を尽くして戦うぞ」という意気込みが伝わってくるいいコピーだと思う。

 できることなら年越しそばは温かいそばよりもざるそばの類の方が望ましい。まあ温かいそばでも出てくれば食べるのだが、ざるそばの場合は、そばとおれの胃袋との一騎打ちの様相を呈してくるので、より闘志がみなぎってくる(そんなことに闘志なんぞみなぎらすな、と言われてしまえばそこまでだが)。

 一度宇都宮で餃子とも気が済むまで戦ってみたいのだが、むしろ盛岡名物のわんこそばと砕け散るまで戦ってみたい。今年「列島縦断乗りつくしの旅」で挑戦した関口知宏氏は60杯まで食べたが、ご当地の人に言わせると「男なら五十杯は当たり前、百杯食わにゃ惚れやせん」(宮脇俊三「途中下車の味」より)だそうだ。

 関東ではそばの後にはそば湯を飲むのが一般的だが、どうも西の方々にはこの習慣がないらしい。以前大阪より西で生まれたお二方と一緒に神田の有名店でそばをたぐったときに、そば湯を口にしたのはおれだけだった。西の方の人の口には合わないのだろうか?

 いろいろあった2005年ももうすぐ終わる。年越しそばと砕け散るまで戦ったあとには、初詣そっちのけで「第3回新春怪獣映画豪華無節操3本立て」に突入する予定である。

 ……あ、以前当ブログでテレビの大食い番組を頭ごなしに批判したことがあったなあ。飢餓に苦しんでいる地域にお住まいの皆様、本当に申し訳ございません。そばは心して食したいと存じます。

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2005.12.29

「プロジェクトX」の幻想

 昨晩、足かけ5年続いた「プロジェクトX」が終わった。日本PTA全国協議会が選ぶ「子供に見せたい番組」の1位に選ばれる続ける一方で、「過労死推奨番組」との批判があったこともまた事実である。おれはどちらかというと後者の肩を持つ。最終回を見ていても(部分的であるが)、その思いを強く持った。

 この種の番組の最終回にはありがちな総集編だったが、ところどころにいかにも自画自賛な視聴者のコメントを挟んでいたのがどうにもいやらしい(視聴者の批判的コメントを最終回に流す度胸のある製作者などいないだろうが)。そのコメントがまた金太郎飴のように似たり寄ったりのものばかりだから余計にげんなりする。

 また、番組の性格上、自己犠牲とか粉骨砕身とか滅私奉公とか、そういったものが必要以上に賞賛されていたのも鼻についた。「目的のために努力すること」、「その努力を継続させること」はたしかに大切だろう。だが、この番組で取り上げられてきたような成功例が一握りのものに過ぎないことも忘れてはいけないのではあるまいか。世に名前が出ないまま消えていく芸能人やプロスポーツ選手は数知れないし、路頭に迷うことになった人たちのすべてが「努力しなかったからそうなった」ということはないだろう。

 「プロジェクトX」の基本スタンスは「成功者視点のサクセスストーリー」だった(製作者側は反論するかもしれないが、おれにはそう映った)。しかし、サクセスストーリーというものはPTAのセンセイ方やオカーサマ方が考えているほど役には立たないものである。そうそう都合よくベテラン技術者の経験が生かされたり、スタッフの1人に天啓が降ってきたりはしないものだ。成功よりも、むしろ失敗からこそ学ぶべきことが多いのではないか。

 かつて松本清張は言ったそうだ。「ものごとは常に底辺から見ること。上からは見ない」と。成功して勝利者になった者は、その足元に無数の敗者の屍があることを忘れてはならない。その屍を見ないで、あるいは見ないふりをして作られたサクセスストーリーなど、うわべだけの綺麗事に過ぎない。

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2005.12.27

「チェェェストォォォッ!」

 月曜深夜(正確には火曜未明であろうが)のお楽しみだった「ガン×ソード」が終了した。最終話の『タキシードは明日に舞う』は、「ラスボスの攻勢→主人公の逆転→大団円」という、ある意味ヒーロー物の王道と言っていいような展開であった。第2段階でOPテーマの「GUN×SWORD」が流れたときには不覚にも目が潤んでしまったぞ、あまりにもかっこよくて。まあ展開的においしいところでメインタイトルの曲が流れるのも王道ではある。

 第1話と対になっているサブタイトルからして、ラストは第1話冒頭のような終わり方をするのだろうと思っていた。荒野に1人消えるヴァンというシチュエーションまではたしかに予想通りだった。が、まさかそこから時間を経過させてしまうとは思わなかった。相変わらず頭の両側にエビフライをくっつけたような髪型のウェンディ(あの髪型じゃないと視聴者がウェンディと気付かないからだろう)の前に再び現れたヴァンの発した台詞は、やはり「あのー、なんか食い物を……」。

 そして大ラス、映画ばりのローリングタイトルのバックに流れるのもメインタイトルの「GUN×SWORD」。従来通りに「A Rising Tide」で締めてもよかったのだろうが、「痛快娯楽復讐劇」というコンセプトを完遂する意味ではこれでよかったのだろう。最後の最後に、通常のOPと同じタイミングで入る「ガン×ソード」というメインタイトル、そしてエンドマーク。後腐れの欠片もないすっきりした終わり方、まことに結構でございました。

 それにしても、とうとう最後まで見せなかったなあ、ヴァンの嫁さんになるはずだったエレナの顔と、帽子の下のヴァンの髪型。

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2005.12.23

他人に文章を読んでもらうということ

 インターネットがすっかり人口に膾炙し、さらにブログが普及することで、「プロの物書きでない人」の文章が不特定多数の人の目に触れる機会が多くなった。結果、一介の大学生協の職員に過ぎない人が有名人になってしまったりしたりする一方で、他人に読ませるにはあんまりな文章もネット上に存在している。これが2ちゃんねるへの書き込みであれば、書く方も読む方も「トイレの落書き」程度(変な犯行予告をするたわけ者もたまにいるが)にしか考えていないであろうが、ネットから情報を得ようとする人にとっては迷惑な場所に書き込まれるものもあるから困ってしまう。

 次の文章で、筆者の論点がどこにあるかお分かりになるだろうか?

また、名探偵コナンには「探偵が犯人を追い詰めてみすみす死なせては殺人者と同じ」という趣旨の発言をした(させた)主人公の工藤新一および作者の青山剛昌は直接的でないにせよ、金田一のように犯人が死んでしまうことの多い探偵を根本的に否定していると思われる。

 言わんとしていることが分からないではないが、「名探偵コナンには」を受ける述語がないせいで見事な悪文のお手本になってしまっている。文章を一通り入力したあとであちこちをいじったりすると往々にしてこうなる。似たような例をもうひとつ。

活劇ではなく、極めて地味な作風なのではっきり言ってヒットしませんでしたので劇場で観られた方は少ないのでは?

 おそらくは「極めて地味な―」か「はっきり言って―」のどちらかを後から付け足そうとしたのであろう。読み返してみれば、なにやらおかしな文になっていることに気付きそうなものだが……。

 更にもう一例、根幹的な問題があるもの。

まさにセルアウトし、昔の人気曲の焼きまわしを続けて延命を図っているバンドの一つに成り下がってしまったB’z。 〔中略〕 そしてそんな焼きまわしの曲たちを集めたベストアルバムがいいはずもなく。ただの金儲けアルバムといわざるおえない。

 よほど腹に据えかねるものがあったのだろうが、この文章は素人目にもひどすぎる。思わず「頭に来てるのは分かったから、ちょっと落ち着け」と言いたくなってしまう。

 じゃあしたり顔で解説なんぞしてるおまえはどうなんだ、と言う人もおられるだろう。おれがこのブログを書くに当たって心がけていることはいくつかある。

  • ひとつの文章はなるべく簡潔なものにする。
  • 用例が正しいか怪しい言葉については辞書を引く。
  • 送信前に一度読み返して、気に入らない箇所は修正する(それでも送信後に修正することがあるが)。

 他にも個人的に禁じ手にしている項目があるが、万人に共通するであろう項目としてはこんなところだろうか。サーバーに送信する前に一呼吸置いて文章を読み返す、それだけでも悪文をネットにばらまくことは避けられるはずだ。

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2005.12.19

ふたご座は運転に注意?

 当ブログでは恒例の「インチキ臭い統計」のお話。石川県警が「交通死亡事故をめぐる星座別、干支別の発生・遭遇件数を公表した」(ZAKZAK)という。もうこの時点で嘘くささが匂い立ってくるが、発表した当の石川県警も統計的価値は意識していないらしい。この種のバカ統計を発表する割には真っ当な判断である。集計結果をパーセント表示せずに実際の数値で公表した点もご立派と評すべきだろう。こんなことに手間などかけなければもっと立派なのだが。

 夜のラジオ番組でこの話題を取り上げた某パーソナリティが「血液型ごとの統計はないんですかねえ」とバカな発言をしていたが、もし本当に血液型ごとのデータが発表されようものなら、おれは「この税金ドロボー!」と石川県警にメールしていただろう。星座や干支であればサンプルはある程度均等にばらけるだろうが、血液型ではそうはいかない。日本人の場合、分布はA・O・B・ABの順になり、その比率は4:3:2:1だそうである(この分布を知るためにGoogleで検索をかけたら、本当に血液型と交通事故の関連性について統計を取った団体があった団体名からして我田引水の可能性が大いにあるのでご注意ありたし)。かくのごとく元のデータが均等でない以上、結果は分布に比例するのが順当だろう。

 記事には、

 危険度上位の星座については、事故の傾向を分析。「歩行者に注意」「スピードは控えめに」などとワンポイントアドバイスを付けた。

 ……とあったが、そんなことはハンドルを握るすべての人に言えることであって、星座とは何の関係もないんじゃないんではないかと。

 そう言えば、地元のラジオ局で「交通安全キャンペーン」と称する啓蒙CMが流れていて、その中で「県内の交通死亡事故でシートベルトをしないで亡くなった人のうち、半数はシートベルトをしていれば助かった」と言っているのだが、それって解釈の仕方次第では「シートベルトをしていようがいまいが助かる確率は半々」ということにならないか?

 これからの時季、飲酒の機会が多くなる。運転する人は飲んじゃいけませんぞ。周囲も当人のことを気遣うなら、酒を勧めたりしないように。その結果事故に遭っても、事故を起こしても、当事者には何のプラスにもならないのだから。

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2005.12.18

「せーの」じゃないのか…

 このトピック、「音楽」のカテゴリに分類しちゃっていいのかな…まあいいか、一応曲も入ってるし。15日に「ガン×ソード バラエティアルバム『いつだって波乱ヴァン丈』」が手元に届いた。第17話は相当はっちゃけていたし、同じ谷口悟朗監督の「プラネテス」のドラマCDも相当にはっちゃけていたので、かなり期待値を高目に設定して再生したのだが、どうも高目すぎたようだ、というのが正直な感想である。

 最初のトラックで「思いつきレベル強」と言い切っちゃっているのが言い得て妙と言えるかもしれない。でもネタがさぶいのを再生環境のせいにしちゃあいけませんぜ。全体的に笑いを取るネタがパロディに寄りかかり気味なのがどうにも気になった。笑いを取るのは泣きを誘うよりも難しいのは承知しているつもりなのだが。

 もうひとつ気になったのは、「このアルバム、『せーの』で録ってないな」と分かってしまうこと。最後に入っている出演者コメントを聞けば、悲しいかなそのあたりが一発で分かってしまう。出演者を一堂に集めて「せーの」で録れば、自称「じゅうななさい」の女性声優の発言にツッコミが入らないわけがない(その「じゅうななさいです」すらないのであるが…)。

 「せーの」で録っていないのは、ある意味このアルバムの目玉であろう「S・O・S」も同様なのがまた寂しい。最初にTVで聞いたときには、てっきり「自称じゅうななさいのヒト」が音頭を取って振りまで付けて歌っていたのではないかと思ったのだが、大人の事情というやつは非情である。

 これは推測であるが、このアルバムは企画自体が第17話のエンディングをCDに収録するために立案されたのではなかろうか。

  1. はっちゃけた勢いで、エンディングで「S・O・S」のカバーをやってしまった。
  2. 「この曲はサントラに入らないんですか?」の類の質問が製作サイドに殺到するのではないか。
  3. しかしサントラに収録すると、間違いなくアルバム全体のバランスをぶち壊してしまう。
  4. だったらウケ狙いのドラマCDを作って、それに収録すればいいじゃないか。
  5. そうだそうだ、それがいい。

 ……などという製作過程を想像してしまったのだが、まるっきりハズレということもないと思う(ドラマCDの企画の方が先だったかもしれないが)。

 いずれにせよこのアルバムでいちばん笑えたのは、CDの内容よりも一発ウケ狙いの初回封入特典であった。これのインパクトは、店頭で手に取るより通販等で梱包されている方が有効だろうな。

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2005.12.16

トンスケ永眠

 2005年12月16日19時53分、我が家の愛猫であるトンスケが永眠した。我が家で臨終を迎えた3匹目の猫である。前の2匹と大きく違うのは、おれ自身が臨終を看取ったという一点に尽きる。以前記したように、猫白血病と猫免疫不全の両ウイルスに冒された体はやはり長くは持たなかった。

 トンスケはすでに前の晩から歩くことすらままならぬ状態となり、今朝方一緒だったという弟が言うには、その時点でかなり苦しそうな声を出していたという。家族中が「今日あたりだろう」という覚悟を否応なく強いられた。

 今日は通院日だったのだが、主治医のN先生にはそんなトンスケの話しかできなかった。

 病院からの帰りがけに、おれは酒屋に立ち寄って老酒を一瓶買い込んだ。おれなりの覚悟のつもりである。「トンスケが逝ったときにはこれを飲んで弔おう」と。

 そうして覚悟したつもりでも、やはり苦しそうに鳴くトンスケの姿を見るのはつらかった。助けを求めるような、おれたちを呼んでいるような、悲痛な鳴き声だった。消えていこうとしているいのち、そしてそれを目の当たりにしながらもそれを救えない自分。無力感に打ちのめされながら、おれにできることは最期を看取ることだけだった。最後の1時間、トンスケはもう何も見えていないであろう目を開いたまま寝息のような息を立てていたが、幾度かあの悲痛な声を上げると数回激しく震え、そのまま動かなくなった。それが冒頭の時刻である。

 一緒に臨終を看取った弟と共に手を合わせたあと、おれは弟と2人で先の老酒一瓶をあっという間に空にした。

 トンスケ、おまえはわずか2年と少々ではあったけど、紛れもなく家族の一員だったよ。向こうにいるボーズとヌックによろしく。おやすみ。そして、ありがとう。

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2005.12.13

THE A-TEAM Returns!

「ベトナムで鳴らした俺たち特攻部隊は、濡れ衣を着せられ当局に逮捕されたが、刑務所を脱出し地下に潜った。しかし、地下でくすぶってるような俺たちじゃあない。筋さえ通りゃ金次第で何でもやってのける命知らず、不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する、俺たち特攻野郎Aチーム!」

 ……この羽佐間道夫氏の名ナレーションで始まる「特攻野郎Aチーム」(Wikipedia)が、土曜日の午後にテレビ朝日で放映されていたのはおれが高校生の頃だから、かれこれ四半世紀は前になる。学校帰りに友達を誘って見たこともちょくちょくあった。

 その「Aチーム」が、テレビ東京の昼の時間帯に帰ってきた。このところ、昼のニュースを見ながら昼食を取ったところでやおらチャンネルを変えるのが習慣化している。聞くところによると、かの「パワーレンジャー」が出てくるまで「Aチーム」はアメリカの子供たちに絶大な人気を博していたらしい(正直なところ、Aチームが政府のイヌに成り下がってしまった第5シーズンは例外だと思うが…)。

 高校時代のおれが見始めたのは第2シーズンあたりからだと思われるので、初めて見る第1シーズンの展開は非常に新鮮に映る。常に相手の一手先を読むハンニバルの機転、飛行機嫌いのコングをムリヤリ飛行機に乗せる方法(怖いもの知らずを具現化したようなミスター・Tが、とにかく飛行機を嫌がるアンバランスさがおかしい)、そしてなによりもレギュラー陣の軽妙な会話。嫌なニュースばかりが続く今のご時世だからなのか、典型的な勧善懲悪の展開はなんとも気持ちいい。銃は派手に撃ちまくるけど悪党でも殺さないし。

 「Aチーム」がアメリカで放映されたのは1983年からであるが、その時代にもベトナム戦争が影を落としているのが興味深い(同時期に放映されていた「エアーウルフ」も同様)。アメリカ軍がベトナムから兵を引いたのは1973年のことだから、アメリカ人にとってベトナム戦争は共通の暗い記憶なのだろう。日本人にとっての太平洋戦争のようなものか。

 今の「Aチーム」が終わったら、次は「エアーウルフ」あたりをやってくれないかなあ。

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2005.12.12

ピンとこない一字

 日本漢字能力検定協会が発表する「今年を表わす漢字」が発表された。個人的には「現代用語の基礎知識」が権威付けのために始めた「新語・流行語大賞」よりよほど興味がある。で、発表された「2005年を表わす漢字」は「愛」だった。うーむ、なんかピンとこないなあ。

 YOMIURI ONLINEの記事によれば、

 黒田清子さんと夫の慶樹さんとの結婚や、女子卓球の福原愛さんの中国での活躍などが影響したとみられる。2位は改革の「改」、3位は郵政の「郵」だった。

 ……ということだが、それにしたって理由としては弱い感がある(弟曰く「愛・地球博があったからじゃないの?」。あー、そんなのもあったねえ)。むしろ2位の「改」とか3位の「郵」の方が2005年の世相を反映しているような気がするのはおれだけではないと思う。ピンとこない理由のひとつは4.7%という低い得票率(85,322票中4,019票)もあるだろう。参考までに昨年の場合91,630通の応募があり、2004年の漢字「災」は20,936票(全体の22.8%)を集めている(1995年から2004年までの結果はこちら)。

 思うところは人それぞれであろうが、おれなら2005年を表わす漢字には「脱」を推す。

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2005.12.11

小さな親切・大きなお世話

 Amazonで買い物をすると情報配信サービスとして、以前買った商品に関連する新作などが発表されるとメールなどで通知してくれるサービスがある。Amazon側に言わせると、

お客様の買い物履歴のデータから分析しておすすめする、新商品の情報(お気に入りの作家、アーティスト、俳優、監督による作品のニューリリース情報など)

 ……ということであるが、これも「かつて1枚だけとはいえ購入したアーティストの新譜情報」であれば通知メールが来るのも納得がいく。しかし、ここ数ヶ月のAmazonからの通知メールはどこかが変だ。先日届いたメールの書き出しはこうだった――

Amazon.co.jpのお客様、
栗林みな実のCDsをお買い上げのお客様は、ドラマ:俺フェチの作品もお求めのため、このご案内をお送りしています。 ドラマ:俺フェチの『「俺フェチ ~いちごちゃん気をつけて! ~」『くっちー、気をつければ?』っの巻』、2005/12/21発売予定です。

 あのー、そういう方面に興味はないんですけど。そして今朝方届いたメールは――

Amazon.co.jpのお客様、
『プラネテス 4』をお買い上げのお客様は、DVDの『ああっ女神さまっ SPECIAL <最終巻>』もお求めのため、このご案内をお送りしています。 『ああっ女神さまっ SPECIAL <最終巻>』DVD、2005/12/23発売予定です。

 どうやら統計的にユーザーの買い物の傾向をAmazonなりに分析した上で機械的に送りつけているものらしい。ただ、その「分析」がファミコン版ドラクエIVのAIレベルなのはどうにかならんのだろうか。おまいは「戦闘に突入すると死にかけの仲間の回復そっちのけでザキやザラキを唱え続けるクリフト」か? ま、ユーザーごとに担当者が付いて選別していたとしたら、余計に気味が悪いが。

 こんな紋切り型の決めつけパターンって前にもあったよな、と思ってはたと気が付いた。おれの嫌いな「血液型性格判断」の手法にそっくりなことに。

 そんなわけでAmazonの中の人にお願いです。この「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式の新譜案内はユーザーを困惑させるだけなのでやめてもらえませんでしょうか。実際はことわざと違って、下手なやつがいくら鉄砲をぶっ放しても的には当たりませんから。

12月18日追記:こんなことをネタにした意趣返しなのだろうか、Amazonさまから意図不明のメールが届いた。

Amazon.co.jpのお客様、
倉田 光吾郎の『タタキツクルコト 1/1スコープドッグ制作日誌』をお買い上げのお客様にこのご案内をお送りしています。 田村 尚也著『萌えよ!戦車学校 02式』単行本、近日発売予定です。

 ……もはやなんとコメントしたらいいものやら。

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聞きたくなかった…

 以前、猫の日にかこつけて我が家の猫を紹介したが、オス猫のトンスケがここ数日元気がない。日がな一日座り込んで動く気配を見せず、口からは粘っこそうなよだれを垂らしている。「これは変だ」ということで、母が動物病院に連れて行ったのが昨日のことである。その母は帰宅するなり外出してしまったので、そのときに病状を訊くことはできなかった。夜になって再度の帰宅をした母に診断結果を訊いたところ、あまりに酷な答えが返ってきた。

 猫白血病ウイルス猫免疫不全ウイルス、双方とも陽性。

 医師の話によると治らない病気であるらしい。それを聞いたとき、全身から血の気が引いたような気がした。注射と投薬で治るだろうと高をくくっていた自分が腹立たしくなった。

 おれは神なんて信じていないが、我が家で臨終を迎えた2匹の猫たちに、今は祈りたい。「お前たちの弟を、まだそっちに連れて行かないでくれ」と。

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2005.12.01

奇声と共に列車が走る

 asahi.comに載っていた奇妙な記事

 30日午後9時半ごろ、走行中の東京メトロ東西線で男性運転士が奇声を発し、不安に思った乗客が最寄り駅の駅員に異常を伝える騒ぎがあった。乗客によると「アイちゃんが好きだあ」などと大声で叫んでいたという。東京メトロは運転士を5駅先で交代させた。

 こんな運転士がマスコンのハンドルを握っている列車には乗りたくないものである。運転台の後ろに立っていて、いきなり運転士がこんなことをわめきだしたら誰だって不安に駆られる。記事には「訳の分からないことを話し続けていて怖くなった」との乗客のコメントもある。他にはどんなことを口走っていたのやら。東京メトロの発表では「独り言が大きくなってしまった」とのことだが、独り言というものは大声で叫んだりする類のものではないだろう。

 記事には乗客が運転士の異常に気付いてから西葛西駅で通報するまでどれくらい経過していたか記載がないが、それまでの駅で停車と発車が遅滞なく行われていたのであれば、案外本当に独り言だったのかも知れない。いずれにせよ、この運転士には休養と精神科医の診察が必要であろうが。

 当事者の乗客には申し訳ないのだが、asahi.comの「注目ニュース」の項目でのこの記事の見出しが『叫ぶ運転士「アイちゃん好き」 』となっていたのには思わず笑ってしまった。

 それにしても、帝都高速度交通営団(いわゆる「営団地下鉄」)が東京メトロになって1年半以上が過ぎているが、いまだにこの名前にはなじめないでいる。このところ乗る機会がないせいもあるが、営団が設立から解散まで60年以上も存続していれば無理ないか。

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