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2005.12.11

聞きたくなかった…

 以前、猫の日にかこつけて我が家の猫を紹介したが、オス猫のトンスケがここ数日元気がない。日がな一日座り込んで動く気配を見せず、口からは粘っこそうなよだれを垂らしている。「これは変だ」ということで、母が動物病院に連れて行ったのが昨日のことである。その母は帰宅するなり外出してしまったので、そのときに病状を訊くことはできなかった。夜になって再度の帰宅をした母に診断結果を訊いたところ、あまりに酷な答えが返ってきた。

 猫白血病ウイルス猫免疫不全ウイルス、双方とも陽性。

 医師の話によると治らない病気であるらしい。それを聞いたとき、全身から血の気が引いたような気がした。注射と投薬で治るだろうと高をくくっていた自分が腹立たしくなった。

 おれは神なんて信じていないが、我が家で臨終を迎えた2匹の猫たちに、今は祈りたい。「お前たちの弟を、まだそっちに連れて行かないでくれ」と。

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