« ふたご座は運転に注意? | トップページ | 「チェェェストォォォッ!」 »

2005.12.23

他人に文章を読んでもらうということ

 インターネットがすっかり人口に膾炙し、さらにブログが普及することで、「プロの物書きでない人」の文章が不特定多数の人の目に触れる機会が多くなった。結果、一介の大学生協の職員に過ぎない人が有名人になってしまったりしたりする一方で、他人に読ませるにはあんまりな文章もネット上に存在している。これが2ちゃんねるへの書き込みであれば、書く方も読む方も「トイレの落書き」程度(変な犯行予告をするたわけ者もたまにいるが)にしか考えていないであろうが、ネットから情報を得ようとする人にとっては迷惑な場所に書き込まれるものもあるから困ってしまう。

 次の文章で、筆者の論点がどこにあるかお分かりになるだろうか?

また、名探偵コナンには「探偵が犯人を追い詰めてみすみす死なせては殺人者と同じ」という趣旨の発言をした(させた)主人公の工藤新一および作者の青山剛昌は直接的でないにせよ、金田一のように犯人が死んでしまうことの多い探偵を根本的に否定していると思われる。

 言わんとしていることが分からないではないが、「名探偵コナンには」を受ける述語がないせいで見事な悪文のお手本になってしまっている。文章を一通り入力したあとであちこちをいじったりすると往々にしてこうなる。似たような例をもうひとつ。

活劇ではなく、極めて地味な作風なのではっきり言ってヒットしませんでしたので劇場で観られた方は少ないのでは?

 おそらくは「極めて地味な―」か「はっきり言って―」のどちらかを後から付け足そうとしたのであろう。読み返してみれば、なにやらおかしな文になっていることに気付きそうなものだが……。

 更にもう一例、根幹的な問題があるもの。

まさにセルアウトし、昔の人気曲の焼きまわしを続けて延命を図っているバンドの一つに成り下がってしまったB’z。 〔中略〕 そしてそんな焼きまわしの曲たちを集めたベストアルバムがいいはずもなく。ただの金儲けアルバムといわざるおえない。

 よほど腹に据えかねるものがあったのだろうが、この文章は素人目にもひどすぎる。思わず「頭に来てるのは分かったから、ちょっと落ち着け」と言いたくなってしまう。

 じゃあしたり顔で解説なんぞしてるおまえはどうなんだ、と言う人もおられるだろう。おれがこのブログを書くに当たって心がけていることはいくつかある。

  • ひとつの文章はなるべく簡潔なものにする。
  • 用例が正しいか怪しい言葉については辞書を引く。
  • 送信前に一度読み返して、気に入らない箇所は修正する(それでも送信後に修正することがあるが)。

 他にも個人的に禁じ手にしている項目があるが、万人に共通するであろう項目としてはこんなところだろうか。サーバーに送信する前に一呼吸置いて文章を読み返す、それだけでも悪文をネットにばらまくことは避けられるはずだ。

|

« ふたご座は運転に注意? | トップページ | 「チェェェストォォォッ!」 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75931/7798541

この記事へのトラックバック一覧です: 他人に文章を読んでもらうということ:

« ふたご座は運転に注意? | トップページ | 「チェェェストォォォッ!」 »