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2005.12.19

ふたご座は運転に注意?

 当ブログでは恒例の「インチキ臭い統計」のお話。石川県警が「交通死亡事故をめぐる星座別、干支別の発生・遭遇件数を公表した」(ZAKZAK)という。もうこの時点で嘘くささが匂い立ってくるが、発表した当の石川県警も統計的価値は意識していないらしい。この種のバカ統計を発表する割には真っ当な判断である。集計結果をパーセント表示せずに実際の数値で公表した点もご立派と評すべきだろう。こんなことに手間などかけなければもっと立派なのだが。

 夜のラジオ番組でこの話題を取り上げた某パーソナリティが「血液型ごとの統計はないんですかねえ」とバカな発言をしていたが、もし本当に血液型ごとのデータが発表されようものなら、おれは「この税金ドロボー!」と石川県警にメールしていただろう。星座や干支であればサンプルはある程度均等にばらけるだろうが、血液型ではそうはいかない。日本人の場合、分布はA・O・B・ABの順になり、その比率は4:3:2:1だそうである(この分布を知るためにGoogleで検索をかけたら、本当に血液型と交通事故の関連性について統計を取った団体があった団体名からして我田引水の可能性が大いにあるのでご注意ありたし)。かくのごとく元のデータが均等でない以上、結果は分布に比例するのが順当だろう。

 記事には、

 危険度上位の星座については、事故の傾向を分析。「歩行者に注意」「スピードは控えめに」などとワンポイントアドバイスを付けた。

 ……とあったが、そんなことはハンドルを握るすべての人に言えることであって、星座とは何の関係もないんじゃないんではないかと。

 そう言えば、地元のラジオ局で「交通安全キャンペーン」と称する啓蒙CMが流れていて、その中で「県内の交通死亡事故でシートベルトをしないで亡くなった人のうち、半数はシートベルトをしていれば助かった」と言っているのだが、それって解釈の仕方次第では「シートベルトをしていようがいまいが助かる確率は半々」ということにならないか?

 これからの時季、飲酒の機会が多くなる。運転する人は飲んじゃいけませんぞ。周囲も当人のことを気遣うなら、酒を勧めたりしないように。その結果事故に遭っても、事故を起こしても、当事者には何のプラスにもならないのだから。

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