砕け散るまで戦え!
おれは基本的に小食な人間である。が、例外的にリミッターが外れてベルトの穴を1個ゆるめるくらい食べてしまうことがある。そんなメニューのひとつは餃子であり、もうひとつは日本そばである。
そんなおれにとって、大晦日の年越しそばは口から麺が出てしまうほどの勢いで食べてしまう代物である。そんな無茶な食べ方を、おれは「砕け散るまで戦う」と表現する。元ネタは、タイトルに使った2002年公開の「ゴジラ×メカゴジラ」のキャッチコピー。「お互い死力を尽くして戦うぞ」という意気込みが伝わってくるいいコピーだと思う。
できることなら年越しそばは温かいそばよりもざるそばの類の方が望ましい。まあ温かいそばでも出てくれば食べるのだが、ざるそばの場合は、そばとおれの胃袋との一騎打ちの様相を呈してくるので、より闘志がみなぎってくる(そんなことに闘志なんぞみなぎらすな、と言われてしまえばそこまでだが)。
一度宇都宮で餃子とも気が済むまで戦ってみたいのだが、むしろ盛岡名物のわんこそばと砕け散るまで戦ってみたい。今年「列島縦断乗りつくしの旅」で挑戦した関口知宏氏は60杯まで食べたが、ご当地の人に言わせると「男なら五十杯は当たり前、百杯食わにゃ惚れやせん」(宮脇俊三「途中下車の味」より)だそうだ。
関東ではそばの後にはそば湯を飲むのが一般的だが、どうも西の方々にはこの習慣がないらしい。以前大阪より西で生まれたお二方と一緒に神田の有名店でそばをたぐったときに、そば湯を口にしたのはおれだけだった。西の方の人の口には合わないのだろうか?
いろいろあった2005年ももうすぐ終わる。年越しそばと砕け散るまで戦ったあとには、初詣そっちのけで「第3回新春怪獣映画豪華無節操3本立て」に突入する予定である。
……あ、以前当ブログでテレビの大食い番組を頭ごなしに批判したことがあったなあ。飢餓に苦しんでいる地域にお住まいの皆様、本当に申し訳ございません。そばは心して食したいと存じます。
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