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2006.01.23

株式投資というもの

 ライブドアの堀江貴文社長の手がとうとう後ろに回った。結局ホリエモンはホリエモンでしかなく、ドラえもんではなかったということか。おれはライブドアのお世話にもなっていないしお世話もしていないので、社長が逮捕されようが首をくくろうが知ったことではないのだが、たかだか企業一社の粉飾決算で株式相場が大騒ぎになったのには驚いた。

 21日にNHKの番組で、ライブドアを優良企業と信じて次々と株を購入し、行政書士になるための学費に充てるつもりだったという人が紹介されていたが、非礼を承知で申し上げると、この人は考えが甘すぎたと思う。株は上がるときもあれば下がるときもあるものだ。株式投資は一種の博打である。そして博打で生計を立てている人などいないものだ。そもそも「絶対に儲かる」話自体がありえない。そんなものがあるなら、誰にも紹介しないで1人で儲けを貪る方がいいに決まっている。他人に紹介したら自分の分け前が減ってしまうではないか。

 少なくとも公開されている株に投資するということにはリスクが伴っていることを忘れてはならない。「株でも買って儲けよう」なんて考えている人は、こんな詐欺の手口があるので注意した方がいい。

 ある日電話がかかってくる。ある会社の「株が上がるか下がるか毎日当ててみせます」と宣言した上で「明日は上がりますよ」と予言する。そして「明日は下がります」「明日は上がります」といった予想が10日間ほど続き、これがことごとく的中する。で、「こいつの予想は本当に当たるらしい」と思い始めたところで電話の主は告げるのだ、「私に1億円賭けてみませんか?」と。そして指定された口座に振り込むと、金は丸々持ち逃げされてしまうのである。

 この手口は「相手が電話をかけているのは自分1人」と思いこんでしまうところに罠がある。10日間予想が当たり続ける確率は1024分の1だが、1日目に1024人に電話をかけて、半分には「上がる」、もう半分には「下がる」と予想を告げる。後は予想が当たった方にだけ電話をかける。これを10日間続けていけば、不幸な犠牲者が確実に1人出るのである。この手口は中小企業の社長がカモにされるらしい。ご注意ありたし。

 つまるところ「楽して儲ける方法」なんてないのだ。少なくとも合法的には。

 偶然の一致というやつであろうが、サイコロ賭博のチンチロリンでは、3個振ったサイコロの目が1・2・3だった場合は「ヒフミ」といい、子は賭けた額の倍を親に支払わなければならない。そして今日は1月23日である。

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