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2006.03.08

ネッシーの珍説

 イギリスはスコットランド地方にあるネス湖に棲むと言われるネッシーは、数あるUMA目撃事例のトップスターである。1994年に俗に「外科医の写真」と呼ばれる、湖から首を突き出したように見える写真がでっち上げと判明したときにはちょっとした騒ぎになったくらいなので、今なおそのネームバリューは健在と言っていいだろう。

 そのネッシーの正体は「サーカス団の象が水浴びをしていたものを誤認したのだ」という、なんとも奇天烈な説を唱える自称研究者が現れた(nikkansports.com)。この研究者は2年がかりで調査したと記事にはあるが、一体なにを調査していたのやら。象がわざわざ湖の真ん中まで泳いでいって鼻を突き出していたとでも主張する気なのだろうか? 寝言なら寝床で言ってもらいたい。他の人に迷惑だ。

 ネッシーの目撃例は、古いものでは690年(1690年ではないので念のため)まで遡るという。この程度の伝承などは日本人でもネットを使えば10分もかからずに集められる。「外科医の写真」以外にも、ネッシーを撮影したとされる写真は多数存在する(この中には水中のネッシーを撮影したものもある)。これらすべてが誤認やでっち上げと断言できない以上、今回の自称研究者の説は単なる売名行為以上のもの(というより体のいい恥さらしのような気もするが)にはなりえないであろう。

 日本でも巨大水棲獣と思われるものの目撃事例がいくつかあるが、それらの名前がどいつもこいつもネッシーにあやかった「(湖の名前の最初の一文字)+ッシー」というのには心底閉口させられる(屈斜路湖のクッシーや池田湖のイッシーなど)。つくづく日本人ってこの種のネーミングのセンスが悪いなあ。

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コメント

コメントありがとうございました!
私はとにかく楽しんでます。

まあ理屈はよくわからないので(笑)

この説にも、いろいろと反論は出ているようですが・・・。

投稿: るー | 2006.03.08 22:18

新説の内容が内容ですから、反論も当然のように出るでしょうね。ネタとしては面白いんですけど、他の研究家たちからすれば罵声のひとつやふたつ浴びせたい心境にも駆られるのではないでしょうか。

東スポのトピックも拝見しました。トリノ絡みで話題になった浅田真央を押しのけて一面にネッシーを持ってくるセンス、真っ当なマスコミ人には真似できませんね(笑)。もっとも、現代の日本にどの程度真っ当なマスコミ人が存在するか、はなはだ疑問ではありますが。

投稿: ぶるない | 2006.03.09 01:08

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地球上には「いる」と言われているけれども、その存在が確認できない動物というのがいます。 ツチノコとか、ビッグフットとか、チュバカブラとか、イェティとか。(くわしくはこちら) こういうのを、UMA(Unidentified Mysterious Animal)と言います。 おなじみ広島のヒバゴンもこれに含まれます。 この動物たちを本気で追いかけて、研究している人がいるっていうんだから、... [続きを読む]

受信: 2006.03.08 15:00

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