« その数字は誰のせい? | トップページ | 脳外科受診心得 »

2006.05.31

つうこんのいちげき!

 先日の「退院後の経過報告・その2」で触れた造影立体CT検査を受けに行ってきた。指示通りに朝食を抜いて、水と駅の自販機で買ったお茶だけを腹に入れて電車に乗り込んだ。時間にあまり余裕がなかったので、最寄り駅からは1台だけ客待ちをしていたタクシーで病院へ向かう。さすがに1300円と値は張ったが、指定時間に遅れるよりはマシと割り切ることにする。

 検査入院以来すっかりおなじみになった感のあるCT室へ入って、検査台に横になる。ここで造影剤を点滴で注入するのだが、液が濃いために太めの針を刺すとのこと。この病院では何度もあちこちに針を刺されてきたが、みなさん手際が鮮やかだったので「今回も大丈夫だろう」と高をくくっていたのだが、さすがにちょっと痛かった。

 検査台に横になると、額のあたりと上顎のあたりをテープで固定される。事前の案内書には「検査中は検査担当者とマイクを通してお話ができるようになっていますので、安心してください」と書かれていたが、顎を押さえられた状態でどうやって話せというのだろう。おれは腹話術師じゃないぞ。

 そうこうしているうちに造影剤が注入される。「注入の際、熱感が伴います」と案内書にはあったが、たしかにわずかな時間ながら首の付け根から股のあたりまで内側から火照るような感覚があった。

 検査自体は用意から撮影完了まで10分程度と短かったが、その後点滴が落ちきるまで外来の「処置室」という部屋で横になる。むしろこの時間の方が長く、検査の倍以上の時間を要した。なんにもすることがないので、頭の中で「SF交響ファンタジー第1番」を鳴らしていたが、これは誰にも分からなかったはずである(おれ以外に分かった人がいたとしたら猛烈に恥ずかしいが)。

 点滴終了後、検査の結果が出るのは1週間ほど後であること、検査に使用したフィルムの使用料はその時に別途請求するとの説明があった(判断するために何枚のフィルムを使用するか事前には分からないため)。

 そうしてやっとお会計。名前を呼ばれて窓口に出向くと、事務担当のおねえさんは言った。「7890円になります」

 まさに痛恨の一撃。そんなにかかるとは思ってもいなかったので、頭の中には「ガーン!」と太い描き文字が現れた。表情には出なかったと思うが。落ち着いて領収証を見てみると、確かに「画像診断」の項目に2631点とある(厚生労働省が定める「医療診療報酬点数表」の冒頭に「療養に要する費用の額は、1点の単価を10円とし、(中略)算定するものとする」との記載がある。保険適用のため本人負担分はこの3割)。あやうく「すいません、今日持ち合わせがないんですけど…」という恥ずかしいことを口走るところであった。あぶないあぶない。

 さすがに痛恨の一撃を食らったあとでは帰りにタクシーなど使う気になどなれず、ひさしぶりにバスに乗った。駅までの運賃は220円。なんだか往路のタクシー代があほらしくなった。

|

« その数字は誰のせい? | トップページ | 脳外科受診心得 »

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

どもっ。(^^)
痛いの高いの散々ですなぁ~。(^^; 初診じゃなくとも検査代で8千円近くかかるんですね。でも必要な検査だから出費も仕方ありませんよ。検査の結果何事もないと良いですね。(^^)

投稿: 狩人 | 2006.06.01 00:40

造影剤を入れるために点滴を打たれるのは入院生活でかなり慣れてしまった(あるいは感覚が麻痺してしまった)ので、特別な感想はないんですが、「この検査にこんなにカネがかかるの?」というのが正直なところです。これでさらにフィルム代が別途かかるとのことですからたまらないです。
これで脳動脈瘤という診断が下された場合、また手術という可能性があります。そうでないといいんですが…。

投稿: ぶるない | 2006.06.01 00:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75931/10337408

この記事へのトラックバック一覧です: つうこんのいちげき!:

« その数字は誰のせい? | トップページ | 脳外科受診心得 »