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2006.07.20

無責任な引責

 所属選手の起こした不始末を受けて、茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督は「チーム解散」というひとつの決断を下した。しかし本当にそれでいいのだろうか。全国的にはもちろんのこと、地元茨城での影響も計り知れないものがある。今のところ耳に入ってきている声は圧倒的に萩本監督の慰留を求めている。そりゃそうだ。どう考えても一選手の不祥事とチームそのものの存続を秤にかけるというのは間尺が合わない。

 監督も事態の重大さのあまりに「解散」という言葉を使ってしまったのかもしれない。それにしたって、チームの関係者が雁首揃えて路頭に迷うというのはあんまりだ。ゴールデンゴールズの選手たちは野球がやりたくて集まってきたのだ。ある人はかつての野球少年の夢を捨てきれずに、またある人はそれまでの職場を捨ててまで、新しい土地での新生活を選んだのである。そんな人たちに対して「ボクもうイヤになっちゃったから、チームは解散ね」などと言えるのか。もしそうだとしたら、おれはスポーツマンとしての萩本監督を買いかぶっていたことになる。

 19日の記者会見で「今の気持ちは」と訊かれた萩本監督はこう答えている(nikkansports.comより)。

事が大きいのでどう考えていいのか。でもやめる以外考えられない。応援してくれた方には申し訳ないけど、やっぱり相手の方にも失礼だし。それに一番野球に対して失礼しちゃったんだから。

 ……いや、ファンよりもまず自分たちの選手たちのことを考えてくださいよ、監督。当面はきついバッシングも覚悟しなければならないだろうが、チームそのものを解体してしまう以外に監督兼オーナーとして果たすべき役割があると思う。茨城ゴールデンゴールズはあなたの私物でないことをお忘れなく。

7月22日追記:asahi.comの報道によると、萩本監督は解散を撤回する意向らしい。ふぅ。

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