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2006.09.07

ナイフと刑法

 つい最近自らが作画を担当した漫画が実写映画化され、秋の改編期からはアニメも放映される漫画家が銃刀法(正確には「銃砲刀剣類所持等取締法」。これを書くに当たって検索して初めて知った)違反で逮捕された。YOMIURI ONLINEの記事から抜粋する。

6日未明、東京都練馬区大泉町の外環道大泉ジャンクション近くの都道で乗用車を運転中、片方のライトが切れていたため、パトロール中の同署員が職務質問したところ、助手席のコンソールボックスの中から、ケースに入っていない長さ8・6センチメートルのアーミーナイフが見つかり、現行犯逮捕された。銃刀法では正当な理由なく刃渡り6センチを超える刃物を携帯することを禁じている。

 読売では「長さ」としか表記していないが、朝日では「刃渡り8.6センチ」と表記している。一般に「アーミーナイフ」というと、ビクトリノックス社などが生産している、いわゆる「十徳ナイフ」と同義のように考えられる(実際にGoogleで「アーミーナイフ」を検索すると、この種のナイフに関して記述されたWikipediaの記事が真っ先にヒットした)が、本当にこれなのだろうか?

 であれば「ケースに入って」いること自体おかしいし、手元にある同じような型のナイフのラージブレード(2種類ある刃のうち大きい方)を測ってみたら約7センチしかなかった。問題のナイフはアーミーナイフにしてはちょっと長くないか? 映像で見ていないので断言できないが、「本当は別種のナイフなのに、記者の取材不足のせいでアーミーナイフと呼んでいる」ということはないのだろうか?

 銃刀法で規制の対象になる刃物類は「刀剣類」、「模造刀剣類」、「刃物」の3種類。これらがどう違い、どういう規制がなされているかはこちらのページに詳しいので参照されたし。法律では「刃渡り」とは刀剣類に対して使われる言葉であり、ナイフなどの刃物の場合は「刃体の長さ」という。折りたたみ式でなく、刃体の長さが6センチを超える刃物を携帯すると銃刀法に抵触する(折りたたみ式であれば8センチ以下は対象外)。

 では6センチ以下なら携帯しても大丈夫なのかとなると、今度は軽犯罪法に抵触する可能性がある。この場合「正当な理由」なく刃物を携帯することはサイズの如何を問わずに引っかかる。職務質問してきたおまわりさんを納得させられる理由がないなら持ち歩かないのが賢明のようだ。なにかと便利なんだがなあ。

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