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2006.09.15

教育改革の悪夢

 次期首相の最有力候補である安倍晋三官房長官の「教育改革」とやらに、琉球大学で教鞭を執っている前野昌弘さんがご立腹である(ご本人は「笑え」と記しているが、内心では相当アタマに来ているとお見受けする)。

 産経Web【教育を考える】で、側近という名の手下連中が安倍官房長官の妄言を披露しているのだが、これがまさに「木を見て森を見ず」を地でいくような内容なのである。往々にして頭でっかちの議員どもに案を出させると、問題の最前線にいる人たちからすると「寝言を抜かすのは寝てからにしろ」というものが出来上がってくるものだが、ここに挙がっている「教育改革」とやらの内容は、寝言を大書して落款まで押したような代物である。

 おれが怒るべき点は前野さんが先に怒っているので、それはその道のプロに任せるとして、どうにも首をかしげたくなるのが、これ。

例えば、子供たちに、1人で生きているのではなく、社会みんなで助け合って生きているのだと実体験してもらうために、奉仕活動、ボランティア活動を必修化しようという案がある。

 この人たちは辞書を引いたことがあるのだろうか? おれの手元にある国語辞典で「ボランティア」を引くと、こう出ている。

ボランティア <volunteer 志願者> 公共福祉事業に自分から進んで技能や労力を無償で提供する人。

 ……強制してやらされる作業を「ボランティア」とは言わねえだろ。

 こんな義務教育をちゃんと受けてきたかどうか怪しいやつが次の首相になるのかと思うと、現場の教育関係者諸氏は暗澹たる気持ちになるに違いない。現場(前野さん)の本音は大きく強調された一文と、文末に小さく書かれた一文に集約されている。ウクレレを手にした牧伸二が歌い出しそうである。

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