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2006.10.31

退院後の経過報告・その7

 今日は毎月最終火曜日の恒例となっていたCT撮影の日であった。以前「その5」「その6」で触れたように、頭の中に出血が見られたために月に一度のペースで経過を診ていたのである。今日撮った写真では問題になっていた出血のあともすっかり消えていたので、主治医のI先生から「月一のフォローアップはもう終わりにしていいと思います」とのお墨付きを頂戴した。元からふらつきなどの症状は出ていなかったので気にしてはいなかったのだが。

 それでも「体内に異物を埋め込んでいる」ことに変わりはないので、これまでほど頻繁にではないにしろ継続して診察を受ける必要はある。次回は来年の4月だそうだ。係のお姉さんに「3月に予約を入れてください」と言われたが、忘れないでいられるだろうか?

 どうやら今度こそ――少なくともこの先半年間は――このタイトルで記事を書くことは打ち止めになりそうだ。ふぅ。

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2006.10.29

なぜか書けない日々

 気が付いたら2週間もブログをほったらかしにしている。今月投稿した記事はこれを含めてもたったの3件。いくらなんでも更新が少なすぎだ。取り上げておきたいはずの事柄も少なからずあったのに、なぜか「PCの前に座って文面を練る」という作業に没頭できないでいる。ブックマークからまめに様子を見に来てくださっている方々には本当に申し訳ないと思う。すんませんです。

 かくのごとき精神的不調に加えて身体的にもなにやら調子がおかしくて、ちょっと歩いただけでも異常なまでに左肩が凝ってしまう。同じ姿勢を続けることを余儀なくされる職業の人たちが肩凝りに悩むならともかく、なんで体を動かした後に肩が凝るのだろう? なにかいい解決策はないものか。

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2006.10.13

役立たずの道路標識

 自宅から最寄り駅までの間にある変な道路標識を撮ってみた。

空欄のある行き先表示  東海駅西口に出て直進したところにある標識。一番下に空欄になっている箇所があるが、ペイントソフトで塗りつぶしたわけではない。本当に空欄になっているのである。このすぐ先は十字路になっており、直進すれば国道6号線に出る。たしかに出られるには出られるのだが、途中の道は極端に狭くなり、路面の舗装もテキトーな箇所がある。それでも駅前と国道がつながったのは近年のことである。

 もちろん道幅が狭い部分があるのにはそれなりの理由がある。道幅を広げるためにはどうしても人様の家の敷地を削らなければならないのだが、その家の所有者がいわゆる「地元の有力者」というやつで、土地の譲渡に首を縦に振らなかったのだ。かといってつながらなければやはり不便なので、問題の敷地の横にむりやり狭い通り道が造られたのであった。

 この空欄に行き先表示の文字が入ることは、おそらくないと思われる。

木の葉隠れ  立ち木と標識のどちらが先に立ったかは分からないが、下の駐車禁止はほとんど、上の速度制限の標識も3割方木の葉で隠れてしまっている。「どうせ駐禁の標識なんざ見えなくても困らないだろ」ということなのだろうか。でも剪定くらいはしてほしいぞ。これじゃ標識が意味ないから。

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2006.10.08

砂上の「アニメ大国」

 10月2日から6日にかけて、読売新聞朝刊に「アニメ、見てますか」という記事が掲載された。アニメ業界の現状をレポートしたものであるが、読んでいるうちに「この業界、本当に大丈夫なんだろうか」という思いを強くした。

 第4回ではアニメーターの現状について取り上げられていた。今さら言及するまでもないが、アニメーターは過酷な仕事である。そのくせ低賃金ときているから、割が合わないこと甚だしい。テレビアニメの場合、動画1枚あたり200円前後で、「1日に10枚描ければいい方」(キャリア5年目のアニメーター氏の場合)だそうだ。さらに昨年実施されたという生活実態調査によれば、1日の平均作業時間が10.2時間、月間では約250時間に及ぶ。それだけ働いても3人に2人は平均年収が300万円未満というのだから、好きでないとやってられない世界だ。

 それでいてローリスク・ハイリターンということから、製作本数ばかりが雨後のタケノコのようにボコボコ増えている。こんな状況で質の向上を望むのは相当の無茶であろう。

 そしてアニメの放映枠は深夜に集中し、今や「視聴率は関係ない、アニメの放映はDVDのコマーシャル」のような状態だ。第5回で取材を受けた日テレのプロデューサー氏は「売れることを優先した企画に流れ、じっくり時間をかけて本当に作りたいものを作るという姿勢に欠ける傾向もあるのでは」と、自己批判とも取れるコメントをしている。

 一方で過酷な現場を見ているシリーズ監督の1人、大地丙太郎監督は「ビジネスもいいが、大事なのはハート。プロデューサーなど上の立場の人間が、もっと現場のことを考えないと。現場を見ずに“世界に誇れる日本のアニメ”なんてちゃんちゃらおかしい」と語る。

 今のアニメ業界は砂の上の城のようなものではなかろうか。調子に乗って高くしようとすると、いずれ自壊することになる。そうならないうちに業界自体が危険性に気付かないと、雁首揃えて討ち死にすることになるぞ。

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