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2006.12.13

2006年の漢字は「命」

 12日に日本漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字」は「命」との報道があった。昨年の「愛」よりはすんなり納得できる結果に落ち着いたように思う。

 この結果になった理由について、主催元は4種類を挙げている。

1.親王「悠仁さま」ご誕生
 秋篠宮紀子さまが約40年ぶりに親王「悠仁さま」をご出産。日本中が祝福ムードに包まれました。 ※この意見は2位「悠」の主要な理由にもなっています。

2.自殺の多発
 いじめによる子供の自殺をはじめ、生活苦による高齢者の自殺など自殺のニュースが相次ぐ中、履修問題の責任をとって校長も自殺したことが理由の大半を占めました。

3.痛ましい事故・事件の多発
 飲酒運転による交通事故死、虐待による殺人事件、竜巻など自然災害による突然の死、そして、ペットの大量処分などに心を痛めたという意見も多く見受けられました。

4.命に不安を覚える出来事の多発
 北朝鮮で核実験が行われたことや、医療制度改革による高齢者の医療費負担の増大、臓器移植問題、医師不足など、命に不安を覚える出来事が数多く挙げられています。

 これはおれの勝手な想像だが、5番目の要素として「アニメ・特撮関係者の相次いだ訃報」もありうるのではないか。このブログで今年取り上げた故人でこの要素に該当するケースを挙げると次のようになる(敬称略。日付は取り上げた記事のもの)。

  • 伊福部昭(2月9日)
  • 佐々木守(2月27日)
  • 宮川泰(3月21日)
  • 曽我町子(5月17日)
  • 鈴置洋孝(8月10日)
  • 曽我部和恭(9月20日)
  • 実相寺昭雄、宮内國郎(11月30日)

 この他、青木智仁(6月14日)、宗左近(6月24日)、メイナード・ファーガソン(8月25日)の訃報を取り上げている。あまりの多さに「まったく、今年はなんて年なんだ」と何度口にしたことか。今月に入って、開設以来変えたことのなかったブログの外観を一新したのも今年の訃報続きに辟易したせいである。

 上位20字が「2006年 今年の漢字」に発表されているが、2位以下の漢字も見てみると、さらに2006年という年が見えてくるように思える。5位に「子」、6位に「殺」と並んでいるのがなにやら象徴的だ。親が幼い子供を虐待の果てに殺す事件も多かったし、某直木賞作家が生まれたばかりの子猫を崖から投げ落として殺していることを新聞のコラムで告白してブーイングを浴びたのも今年の出来事のひとつに数えられる。そうした要素を最大公約数的に代表しているのが「命」という字ではなかったか。


 今年は結果に異論を差し挟むつもりはないが、きわめて個人的に今年を象徴する漢字は「頭」。4月中旬から10月の終わりにかけての半年間は水頭症と手術のことばかりネタにしていたような気がする。坊主にされるわ、頭蓋骨に穴を開けられるわ、頭皮はメスで切られるわ、管は通されるわ、とにかく首から上が大騒ぎの半年間であった(詳しくは「水頭症」カテゴリーをお読みいただきたく)。

 そういや手術という大きな出来事を通して、おれも「命」について思いを馳せたっけなあ。

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今年2006年という1年を表す漢字が「命」に決まりました。 何だか重たい一字ですね(汗) [続きを読む]

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» 今年の漢字、2006年の漢字は「命」 [今日の気になるニュース@総合]
2006年「今年の漢字」に選ばれた「命」の文字を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主。 12日午後、京都市東山区の清水寺で2006年「今年の漢字」に選ばれた「命」を清水寺の森清範貫主により揮毫(きごう)されました。 今年の漢字(ことしのかんじ)は、財団法人日本漢字能力検定協会により、全国からその年をイメージする漢字一字が公募されます。 そして、最も応募数の多かったものを、その年の世相を表す漢字として、毎年12月12日「漢�... [続きを読む]

受信: 2006.12.14 19:42

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