「ちん電」は過去へ
昨年4月に廃線になって以降も、ある程度の痕跡がどこかに残っていた日立電鉄線の存在も、人々の記憶と記録の中だけの存在になりつつある。2週間前に大甕駅を訪れたときにはすでに駅事務室が取り壊されていたが、今日行ってみたら事務室以外のものまでごっそりとなくなっていた。
ホームがなくなってしまえば、当然そこへ至る跨線橋も不要になるわけで、二つあるうちの日立寄りの跨線橋は取り壊されるそうだ。階段の上り口にはこんな掲示が出ていた。
取り壊される方の跨線橋は改札に近いのだが幅が狭いので、朝夕のラッシュ時にはかなり窮屈な思いをしたものであった。おそらくは改札のある1番ホームと島式の2番ホームのみをつなぐ新しい跨線橋が新築されるのであろうが。
こうして「ちん電」の時代はどんどん過去の物になっていく。
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