だから鉄オタは嫌われる
昨年末に鹿島鉄道に乗りに行って、その翌日に「さて、昨日のことをブログのネタにしますかね」となにげなく鹿島鉄道のホームページを見に行くと、おれが乗りに行った前日の日付で「構内での撮影は禁止しています!」との一文を見つけて思わず青くなった。一度没になった予定を立てたとき以降は新しい情報を仕入れていなかったので、「知らぬ間に粗相をしでかしていたのでは…」という疑念に駆られたのである。
ある程度疑問が氷解したのは、いろいろなところからかしてつの写真を撮っているmakeichiさんの記事を目にしてからのことだ。それにしても、かしてつのサイトに出されているのは警告文だけで、詳細な注意事項へのリンクがない。具体的に「こういうことはしないでくださいね、お願いですから」という主旨の文章がどこにもないのは妙だ。注意事項というやつはしつこいくらいに目に付かせないと意味をなさない。
makeichiさんの記事にある「お願い」の文言を読んでいてつくづくげんなりさせられるのは、「鉄オタの頭の中身は撮影機材と違って何年経っても進歩しないなあ」と嘆息せざるを得ない注意事項の数々である。特に「駅構内での撮影について」の第3項『列車に向けてのフラッシュ撮影は絶対にしないで下さい』は、鉄道写真を撮る者にとっては常識の範囲内だ。ブルートレインのさよなら運転のニュースなど見ていると、バシャバシャとフラッシュを使って写真を撮っている連中がホームに群がっていてうっとうしいことこの上ない。
この種の不心得者の横行が目に余るが故に、そうでない、品行方正な鉄道ファンすら一般人から白い目で見られる。廃線まであと2ヶ月あまり、乗り鉄・撮り鉄を含めて数多くのファンがかしてつに別れを告げにやってくるのであろうが、不届きな鉄オタは願い下げだ。
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