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2007.05.27

駐車場の奇妙な車

 うちの近所にある駐車場には奇妙な車が止まっている。所有者が運転する気を持っていないのか、動く気配のないまま、ずーっと何ヶ月もほったらかしになっている。そんな不思議な車をケータイのカメラで撮ってみた。

がんじがらめの車

 今はグレーのシートにくるまれているが、以前は青いシート(事故現場などを隠すのに使われるアレだ)で覆われていた。シートの下にあるのは、車に疎いおれでも知ってるコルベット・スティングレイ。シートで覆うだけでは事足りず、紐でがんじがらめにしているあたり、理解に苦しむ。

パンクほったらかし

 もう1台、用途不明のままほったらかしになっている車がある。写真を見れば分かるとおり、左後輪の空気が抜けており(パンクか?)、そのままの状態で何ヶ月も動いていない。どれくらい長い期間動いていないのかは、もう1枚の写真を見てもらえば納得してもらえると思う。

こんなところにクモの巣

 普通こんなところにクモの巣はできねえよなあ……という場所にクモの巣がある。作ったクモはこの場を見限ったのか、それとも餌にありつけずに昇天召されたのかは定かでない。

 どちらの車の所有者(同一人物かもしれんが)にも言えることだが、どうして使いもしない車のためにわざわざ駐車場の料金を支払って止めているのだろう? 使わないなら使わないでとっとと廃車にしてしまえばいいものを。車の維持費自体もバカにならないと思うんだけど。

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2007.05.14

2千円札はババ抜きのジョーカーと言っても過言ではないのだ!

 今朝の読売新聞1面に載っていて、思わず目を丸くした記事「2千円札、なぜ使われない?…日銀に8割の7億枚眠る」。そういや見ないよねえ、2千円札って。最後に見たのは支払用の袋から牛乳屋のおっちゃんに渡したときで、受け取ったおっちゃんも「珍しいねえ」と驚いていたものだ。

 記事から引用する。

 日本銀行が在庫として保管している2千円札が2006年度末で約7億2405万枚と、00年度の導入以来最高となった。

 これまでに製造された8億8000万枚のうち、06年度末の流通枚数は約1億5595万枚で、残る8割以上が日銀の金庫に眠っている計算だ。

 2千円札は西暦2000年や沖縄サミット開催をきっかけに、00年7月に発行された。当時はハイテク技術を駆使した偽造防止のほか、少額支払いが便利になると期待された。

 日銀がなんだかんだと理屈を付けても、発行当時からして「西暦2000年だから2千円札作っちゃおうぜ」以上の理由で作られたとは思えなかった。例えば紙幣で8千円を支払うときに、感覚的にどれが一番判りやすいか(「1万円札を出して2千円分のおつりをもらう」ってのはナシね)。

  1. 千円札8枚
  2. 2千円札4枚
  3. 5千円札1枚+千円札3枚
  4. 5千円札1枚+2千円札1枚+千円札1枚

 多くの人が3番目のケースを支持するものと思う。2番目は1番目よりはマシであろうが、受け取った側が若干とまどうことが予想される。最悪なのは上で例に挙げなかった「2千円札と千円札をごっちゃにして支払う」ケースだろう。払う側も受け取る側も足し算しなければならないから。さらに、2千円札と千円札は色合いが似ているせいで混同しやすいというのもよろしくない。

 かくして2千円札は「自分の手元に回ってきたら、さっさと他の誰かに押し付けてしまいたい」という、ババ抜きにおけるジョーカーのような存在になってしまった。その押し付け合いの果てに、発行枚数の8割が死蔵される事態になったのである。いっそのこと潔く「2千円札を発行したのは失敗でした」と認めて印刷そのものをストップしてしまった方が賢明ではないのか?

 記事の結びにはこうある。

 日銀は7億枚余りの2千円札を本、支店で保管している。7億2405万枚を積み上げると高さは約72キロ・メートルにも達する。高さ3メートルに積んでまとめても、テニスコート(約261平方メートル)よりひと回り広い空間が必要になる。日銀は「保管場所に困っているわけではないが、なぜこれほどまで使われないのか、正直なところわからない」と途方に暮れている。

 これを読んで「その1割でもオレに分けてくれれば、ぜーんぶ流通させてやるぜ」と、文字通り現金な発想をした輩も少なくないと思う。おれもそんな輩の1人だったから。

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2007.05.11

なにやってんだ高野連

 野球部の特待生問題に関する高野連の対応が連日報じられているが、あまりにも場当たり的、悪く言えば行き当たりばったりな対応は、報道を見ていてイライラしてくる。MACさんの記事に寄せたコメントと重複するが、大学では一芸入試が認められているのに、どうして「野球だけダメ」なのか? 高野連はそんな問いに対して万人が納得できる回答を示せないでいる。読売新聞5月3日の記事より。

 しかし、「なぜ野球だけが駄目なのか」という疑問には、過熱した戦前の学生野球の歴史や「高校野球は教育の一環、フェアプレーの精神で行われている」などと、脇村会長はこれまでと同じ説明を繰り返した。

 他のクラブ活動は「教育の一環」ではないと? 野球以外の体育会系クラブの競技は「フェアプレーの精神で行われて」いないと? 西武球団の裏金問題に端を発した一連の騒動が起きるまで、高野連は越境入学などを事実上黙認してきておきながら、どうして事が大きくなってからしゃしゃり出てきて監督者面するのか。いくら現状に即していないとは言え「ルールはルール」、それを守らない側に対して制裁を加えるのは当然の措置だろう。でも、あんたたちは「そういうことはいけませんよ」と指導なり監督する立場にあるんじゃないのか? 騒動の収拾を現場に押しつけた当の脇村高野連会長はぬけぬけとこうコメントした(読売新聞5月11日の記事より)。

 脇村会長の話「憲章違反の学校が多く、現場が混乱したから、緩和措置を決めた。できるだけ理解をいただきたい」

 自分たちで混乱の種をまいておいて、よくもそんなことが言えるもんだ。あんたたちの後手後手の対応が現場を混乱させた要因のひとつなのに。

 ふと思い立って、日本学生野球憲章を読んでみようとしたら、あまりにも難解な前文が書かれていて頭がくらくらしてきた。

 われらの野球は日本の学生野球として学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの野球は成り立ち得ない。勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦とに対しては不断に警戒されなければならない。元来野球はスポーツとしてそれ自身意昧と価値とを持つであろう。しかし学生野球としてはそれに止まらず試合を通じてフェアの精神を体得する事、幸運にも驕らず非運にも屈せぬ明朗強靭な情意を涵養する事、いかなる艱難をも凌ぎうる強健な身体を鍛練する事、これこそ実にわれらの野球を導く理念でなければならない。この理念を想望してわれらここに憲章を定める。

 これが制定されたのと同じ年に公布された日本国憲法の前文と比べてみると、「なんだこりゃ?」である。よほど語彙の豊富な人でなければ文脈を理解することはできないのではあるまいか。こういうものに縛られているせいで、高校野球には一抹の硬さが感じられるようにも思える。……もうちょっと楽しく野球しようよ。

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2007.05.09

ひさしぶりに万年筆を使う

 同人誌の通販を依頼しようと便箋を買い求めたところ、思いのほか格調の高そうなものを選んでしまい、それを見ているうちに「この便箋にはボールペンはふさわしくないのではないか?」との考えが頭をよぎった。たかだか通販の申し込みくらいでそこまで気にするこたぁないじゃないか、とも思うのだが、ボールペンで書くと筆圧の関係で下の紙までへこんでしまう可能性もある。これはどうにもカッコ悪い。てなわけで「ここは万年筆だ!」との結論に至った。

 かくして引き出しで長い眠りに就いていた2本の万年筆のうち、1本に日の目が当たることとなった。1本は中学の入学祝いに伯母からプレゼントされたセーラー製のもの、もう1本はそれより安めのパイロット製のもの(これは自分で買った)。若干迷ったが、前者を使うことにした。こちらの方が使っていなかった期間が長いからである。

 まず軸をはずしてインクカートリッジを交換。もう何年も使っていなかったので、インクはとっくになくなっている。それからインクが出てくるまで何度となく試し書きする。インクがペン先に届くようになると、ガリガリと紙をひっかいていたような感覚がなくなって、しばらく忘れていた滑らかな書き味が戻ってきた。

 今でこそメールやブログへのコメントなどで用を済ませてしまうせいで手書きをする機会もすっかり減ったが、自分でも驚くくらいおれの手はちゃんと字を憶えていた。万年筆というのはこんなにも書いていて気持ちのいい筆記具だったのかと認識を新たにした次第である。だから思わずブログのネタにしてしまうのであった。たまには万年筆にも活躍の場を与えてやろうっと。

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2007.05.08

THE ETERNAL SECOND

 元俳優の阿知波信介さんが4日に亡くなったとの報を聞いた。享年67。

 「『ウルトラセブン』のソガ隊員」と言えば、特撮ファンならずともその顔を思い出せるであろう人であった。ソガ隊員はウルトラ警備隊随一の射撃の名手であり、モロボシ・ダンとよくつるんでいたことでも印象に残る。この種のキャラクターはクールな役回りになることが多いが、ソガは誰よりも血の気の多さを感じさせる人物造形をされていたように思う。

 その阿知波さんの死因が自殺というのはどうにもやりきれない。亡くなった日の前後についてはZAKZAKの記事が詳しい。

 阿知波氏は3年前に脳梗塞のため入院。その後も高血圧治療のため、自身の体力や気力の低下を心配し、周囲に悩みを明かしていたという。

 ちょうど1年前に水頭症の検査やら手術やらで入院したときに、脳梗塞の患者さんと話す機会が何度かあった。やはり自分の体が思うように動かないというのは相当にもどかしいようだった。そんな症状で2度も入院すれば、気力も落ちてしまうだろう。悩む阿知波さんを誰も支えてあげられなかったというご遺族の無念さは察するに余りある。

 ZAKZAKの記事にもあるが、今年は「セブン」放送から40年の節目の年。そんな年に、当時のレギュラーが自ら命を絶ってしまったというのは残念としか言いようがない。

 このトピックにつけた「THE ETERNAL SECOND」は、ソガがメインになったエピソードである第36話「必殺の0.1秒」の英語版タイトル。今夜はこれを見て阿知波さんを偲ぶことにしようと思う。

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2007.05.04

あの時の傷は蘇る 謎の鍵 探す

 ひさしぶりに登場、「奇妙な検索」シリーズその9。ブログの更新をサボると、間を開けてもあまり破壊力のあるネタはたまらんもんだなあ。というわけで今回は小ネタ連発。

個人の飲酒検知器で測定されたら違反になる

 たまにありますな、呼気に含まれるアルコール濃度を計測する機械。「個人の飲酒検知器」ってそれのことなのだろうか?
 検索はGoogleから。

心神そうじゃく

 心神耗弱のことだったら、読みはそれじゃなくて「しんしんこうじゃく」です。っつうか、読みが知りたかったら、ネットばかり頼ってないでたまには辞書を引くことも大事だと思うぞ。
 検索はGoogleから。このキーワードで検索してヒットしたのは10500件もあった。

浦安飲酒運転事故篠原

 「浦安で起きた飲酒運転事故のドライバーが篠原さんだった」みたいなトピックを探していたのだろうか? キーワードをがむしゃらに並べりゃいいってもんじゃないと思いますが。
 検索はGoogleから。

打ち切り番組リスト

 そんなもんがあったら見てみたい。けっこう膨大な量になると思うけど。数々の泡沫番組が山のように出てきて、「あー、あったあった、こんな番組!」となること請け合いだ。
 検索はYahoo!から。

 昨日鉄のラインバレルを全巻買ってきたんだが

 このひとかたまりで検索されても、「ふーん、それで?」としか返しようのないキーワード。何を探したいんだ、いったい。
 検索はGoogleから。

永井豪 AKIRAのパクリ マジンガ

 心当たりがないんですが。それとも「バイオレンスジャック」の『鉄の城編』のことなのか? でもこっちの方が「AKIRA」よりも先だよなあ、たしか。
 検索はGoogleから。

教科書 殴った だから 殴り返した

 検索元を見てみたら「新しい歴史教科書を作る会」関連で書いた記事が引っかかっていた。キーワードの羅列だけだと、教科書を凶器にして殴り合いをしたようにも見えるから妙におかしい。……まさかそれが狙いの検索なのか?
 検索はGoogleから。

靜じゃくなる

 なんで旧字体? それも最初の1文字だけ? さすがにこれで検索しようとしても、検索エンジン側で「静じゃくなる」と解釈されていたようである。
 検索はGoogleから。

GMAX 福岡 ゴジラ

 意味不明。時折コメントを頂戴するgmaxさんとなにか関係でもあるんだろうか? 落語の「三題噺」を連想してしまう組み合わせ。ちなみに福岡でゴジラが暴れたのは「ゴジラVSスペースゴジラ」。福岡を目指すゴジラがなぜか鹿児島から九州に上陸して、えっちらおっちら陸路を歩いていく不思議な展開の映画でありました。実は好きだけどね。
 検索はGoogleから。

真剣すいじゃくゲーム

 こんなブログの名前だからして、「しんけいすいじゃく」のキーワードで来訪する人は多い。でも「伏せたトランプの中から同じ数字のカードを2枚引き当てるゲーム」は神経衰弱です。ま、やるときにはそれなりに真剣になるんだろうけどさ。
 検索はGoogleから。

崖すい地

 これで「がいすいち」と読む。かなになっている部分を漢字に直すと「崖錘地」(意味を知りたい人は「崖錘」でぐぐってね)。なまじ漢字とかなの交ぜ書き状態で検索したのが災いして、うちのブログに引っかかってしまった。お気の毒に。ちなみにリモートホストはgo.jpドメインからであった。
 検索はGoogleから。

しんけいいういじゃく

 おそらくは「しんけいすいじゃく」で検索したかったんだろうけど、とりあえず落ち着いて検索しようよ。こんなキーワードでも検索のトップにうちのブログが来るのはある意味恐ろしい。
 検索はGoogleから。

地球型のカラオケ 愛知

 要するに「愛知県内で地球の形のオブジェがあるカラオケ屋」ということなのだろうか? なんでこれでうちのブログがヒットしたのかは謎。それにしても「地球型のカラオケ」って、どんな形なんだ? 他に木星型とか土星型とかもあったりしそう。
 検索はGoogleから。

 なんだか今回はブログタイトルのひらがな表記に引っ張られてきてしまったような事例が目立ったなあ。

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2007.05.02

でかっ!

 今日で4月も終わりという日に両親が揃って出かけ、帰ってきたと思ったら家具の位置が一部変わっていた。てっきり探し物か何かをした後で元に戻していないものと思って確認したところ、「明日新しいテレビが来るから」との返事。出かけた先は、現在の家に引っ越す前からなじみにしていたパナソニックの特約店だったのである。この店で買い物をするのも何年ぶりになるのやら。

 どれどれと伝票をのぞき込んで驚いた。画面サイズはそれまであったテレビの倍はある42インチ。もちろん地上デジタルやハイビジョン放送に対応、契約すればCSも見られまっせ、という代物であった。さらにセットでハードディスクレコーダーも購入というから相当に太っ腹だ(世間的には「何をいまさら」であろうが)。

 翌日、お店の店長が直々にセッティングにやってきた。おれが気が付いた頃には設置は完了しており、親父が店長と画面を見ながら談笑していた。リビングにどかーんと登場したプラズマテレビは、数字から受ける印象以上に巨大。画面もきれいだ。そして使いこなせるかどうにも怪しい、機能の多彩ぶり。「あっちも見たい、こっちも見たい」と思ったらリモコンを駆使して必要な機能を呼び出さなければならない。実際におれは録画予約をしようとしたらレコーダーの画面がフリーズし、深夜にパニクる羽目になった。

 こんな多機能なテレビがどんどん普及するのはいいが、使う側はちゃんとそれに対応できているのだろうか。慣れるまでは取説と首っ引きで使わなければならないのは必至である。……どうせトラブったときの対応要員は問答無用でおれなんだし。

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2007.05.01

ときわ路パスで乗り鉄・Scene4「E531系グリーン車」

 我孫子駅のホームでSuicaにグリーン券情報を入力。休日の事前料金ということで、水戸までの乗車分でも750円。ただし自由席なので、事前に買ったからと言っても座れる保証はない。「これで混んでたらイヤだなあ」と思いつつ、上野に向かう上り列車を見てみると、グリーン車はかなり空いている。それでも下りも同様とは限らないのだが。期待半分不安半分で待っていると、15両編成(前4両は途中の土浦で切り離し)の列車が入線してきた。

「うわー、乗ってる乗って……あら?」

2階席の状態  グリーン車の2階に上がってみると、上野から乗ってきたと思しきお姉さんが1人座っているだけで他には誰も乗っていない。ひとまず座る位置を確保して、頭の上のセンサーにSuicaをタッチ。左の写真の通り、着席を示す緑のランプが点灯しているのは2席だけ(手前で緑が点灯しているのがおれが座った席)。

車内販売のメニュー  曲がりなりにもグリーン車ということで、この列車にもグリーンアテンダントの車内サービスというやつがある。メニューは特急の車内販売に比べると貧相な気がするが、そこは普通列車だからしかたないか。しばらくするとアテンダントさんがやってきたのでビール(アサヒとキリンの2種類がある模様)を注文。注文のついでに「あのう…いつもこんな感じなんですか?」と訊いてみると、この時間帯ではだいたいガラガラとのこと。通勤時でも満席になることはほとんどなく、楽したいお客はフレッシュひたちを使ってしまうとか。そりゃあ半端な料金でスピードが変わらないんだったら、特急料金払って早く移動したいよなあ。普通車で立っている乗客からすれば「グリーン車なんかいらないから、乗れる車輌を増やしてくれ」と言いたくもなるだろう。

1階席通路の段差  土浦で前4両を切り離し、上野から乗務してきたグリーンアテンダントも交代。先に乗っていたお客さんも降りてしまい、気が付いたら1両貸し切り状態になっていた。このまま乗っているのもアレなので、石岡に着いたのを機に1階席に降りてみる。写真では分かりにくいが中央の通路部分は一段低くなっていて、おれは席に着こうとして蹴つまずいた。

1階席の読書灯  さすがに階下はどうしても構造上暗くなってしまうためか、2階席にない読書灯がついている。

1階席から見るとホームの高さはこのあたり  1階席がどのくらいの高さにあるのか、羽鳥駅で停車したところで撮ってみた。駅によって若干の違いはあるが、窓枠の下の縁あたりがホームの高さになるようだ。窓がこの位置では、ホームに立っている女性はあまりいい気持ちはしないのではあるまいか。

 乗り比べてみると、当然のことながら2階席の方が車窓からの眺めはいい。通常の車輌より視点が高くなるから当たり前だが。逆に1階席は地面に近いだけにスピード感がある。列車がすれ違うだけでも結構なスリルが味わえる。ただ、席に着いたときの頭上までの間隔が狭いので圧迫感を覚えるのも事実だ。今回は車輌両端の席は試さなかったが、おそらく乗るならそこの居住性が一番いいだろう。
 付け加えると、1編成あたりの定員を減らしてまで常磐線にグリーン車を配備する必要性は感じられなかった。日中にグリーン車で手持ち無沙汰なアテンダントと大量の空気だけを運ぶというのも大いにムダなのではなかろうか。

 16時40分に水戸着。約6時間半のショートトリップはここまで。この先は最寄り駅まで見慣れた風景が続いている。(この項終わり)

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