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2007.12.29

高速スクロールのクレジットに「信用」はあるか?

 気が付いたら年の瀬である。新聞のテレビ欄には、ぶち抜きで長時間放映されるバラエティ番組が並んでいる。内容に満足できれば文句を言うこともないのだが、ダラダラとムダに長いだけで大して面白くもないのが困りものである。

 この手のバラエティを最後まで見ていると、エンディングに流れるスタッフクレジットの表示速度がやたらと速いことに気づかされる(民放ではしょっちゅうお目にかかる)。「どうせこんなところ誰も見ちゃいないんだから、ちゃっちゃと流して終わりにしようぜ」という作り手側の魂胆が透けて見える。それだけにどうにも許し難い。

 Wikipediaで「クレジットタイトル」を検索すると、こんな文章に行き当たる。(註:文面は本記事の執筆時点のもの)

クレジットの原義は「信用」である。作品の制作に関わったキャストやスタッフの功績を認め、またその権利を明確にするためにクレジットタイトルは表示される。さらにクレジットの順番は、その作品における重要度を表している。

 視聴者が普通に読めないようなクレジットタイトルに「信用」だの「功績を認め」などというフレーズが該当するとは到底思えない。「そんなに読みたければ録画してスロー再生しろ」とでも言うのだろうか? マスメディアに携わっているのであれば、権利だけじゃなくて「放映した責任」も明確にしてくれよ。こんなせこい真似ばかりしているから、テレビの視聴率は下がり続け、逆にレンタルビデオ店の売り上げが上がるのである。

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