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2009.01.16

ユウウツの理由

 元日早々、乗り鉄に出かけたまではよかったが、帰りの車中で憂鬱の虫に囚われて複雑な心境で帰ってきた(翌日書いた記事)。素人判断ながらその理由に行き当たった、ような気がする。

 なんの気なしに読み返し始めた『騙される脳 ~ブームはこうして発生する~』(著:米山公啓、扶桑社新書)にこんな記述があった。「報酬系」という脳内現象について説明するくだりである。

 動物実験では、美味しいものを食べているときではなく、「美味しいものが食べられる期待感を持っているとき」、あるいは「予想外の時に美味しいものが食べられたとき」に、最もドーパミンが出ることがわかっています。

 またいくら美味しいものでも、飽きがきてしまうとドーパミンが出なくなります。再びドーパミンを出すには、また新しいものを探すしかないのです。(P.85)

 「あの列車に乗ろう」「ここで駅舎を撮そう」と予定を立てているときの方が乗っているときよりも楽しい理由が、報酬系の仕組みを持ち出すと理解できる。

 ならば机上で好きなだけ旅行の予定を組んで満足すればよさそうなものだが、予定を立てると出かけたくなるから始末に負えない。さりとて、出かけたら出かけたで帰り道で虚しい気分になってしまうのだ。

 脳の仕組みに少し明るくなってみても、その仕組みを上手に扱えないとは、なんと難儀な状態なのやら。

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