« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009.05.01

大宝駅と八幡宮

 先月の29日に常総線に出かけたもうひとつの理由は、騰波ノ江の隣にある大宝駅とその近くにある大宝八幡宮であった。

大宝駅駅舎

 騰波ノ江駅をひとしきり堪能した後、列車に揺られること3分で大宝駅に着く。こぢんまりとしてはいるが、無人駅にしては仰々しいくらい立派な駅舎が建っている。「大宝駅」の木彫りの銘板も立派だ。

茨城百景の石碑  駅を後にして八幡宮へ向かう。短いが少し急な坂の上り口に「茨城百景 大寳八幡宮」の石碑が建っていた。南北朝時代には城もあったらしい。

鳥居  坂を上って左を向くと、そこには鳥居が構えられていた。お休み処のお店が2店舗あり、参拝客のささやかな争奪戦を展開している。後で聞いたところによると、多くの参拝客が訪れるのは正月くらいで、ゴールデンウィークといえどもそれほど客足はないという。

大宝八幡宮本殿  拝殿で参拝を済ませて、奥に建つ本殿を拝見する。「国指定重要文化財」という、さながら護符のような一文が添えられている。へんぴと言っては失礼だが、こんなところにも重文指定を受けるような建物があることにはある種の感銘すら覚える。説明文によると、1575年に焼失し、その2年後に再建されたものであるという。

重軽石  参道の途中にあった「重軽石」。ソフトボールくらいの大きさの石がぽんと置いてある。「御神前にて祈願の後」とあるので、参拝してから石を持ってみた。見た目ほど重いものではないな、というのが正直な感想である。

ホームから騰波ノ江方向を臨む

 駅に戻る。次の列車まで時間があったので、騰波ノ江方向にカメラを向けてみた。「ニッポンのローカル線ここにあり」という風景が、そこにはあった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »