2007.03.09

アニメ版スパロボを読み解くキーワード

 巷では「スーパーロボット大戦W」がおおむね好評のようである(ソフトはともかく、ハードの方がいつになっても品薄なのはなんとかならんか?)。その一方で、現在放映中のアニメ「スーパーロボット大戦OG ティバイン・ウォーズ」の方はあまりいい評価を聞かない。たまたま目にしないだけかもしれないが。

 以前OVAとしてアニメ化されたときもえらく不評を買った(Wikipediaでの記述はほとんど不評の羅列である)が、このときの反省点があまり顧みられていないのではないだろうか。このトピックを書いている時点で22本をかなりだらだらと見てきたが、問題点を一言で表現すると「アンバランス」ということになるように思う。

 オープニングでぞろぞろと出てくるロボットやキャラクターを見ていると、かなりの数が横並びになっていて、どれをキャラクターとして立てたいのか読み取れない。これは本編でも同様で、エンディングクレジットでこそリュウセイが筆頭に来ているのに、ストーリー上では誰が主人公なのやら分からない展開になってしまっている。それでいて「その他大勢」に分類されるキャラクターの数も無闇に多いので、ゲームの方を知らないでアニメから入った視聴者の中には「顔と名前が一致する前にキャラクターがお亡くなりになってしまった」という人もいるはずだ。

 そんなストーリー展開にもかなり問題があるのだが、見ていてどうにもイライラしてくるのは音響面のバランスの悪さ。

 第一に戦闘中に通信機越しに交わされる会話が、ノイズだらけであまりにも伝わりにくい。作り手側は「こうするとホンモノっぽいでしょ」というつもりでやっているのかもしれないが、そういう変なところにこだわらなくていいから。重要な台詞を通信機越しに言われてしまい、キャラクターが何に驚いているのか分からなかったことが何度かあった。これはこだわりという言葉で片付けられるものではない。どちらかというと余計なお世話である。

 もうひとつ音響面でバランスが取れていないのは、台詞とそれ以外の音。効果音はともかく、BGMの音量が異常に大きくて台詞が聞き取れないアニメって何なんだ? そんなに音楽を聴かせたいのであれば、キャラクターの台詞は全部字幕にしちゃえばいいんじゃないか? それこそゲーム画面みたいに。

 今回のテレビアニメ化は、現在発売日未定になっている「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」のプロモーションも兼ねていると聞く。しかしアニメ版の現状を見る限りでは、新規ユーザーを取り込むことはできていないように思える。販売促進どころか、これでは逆風である。それとも視聴者に「アニメの出来はアレだけど、その分ゲームにの方に力入れてるのかな」と思わせる回りくどい販売戦略なのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.31

ファミコン診断テストを試す

 Teririさんのブログ経由で、「ファミコン診断テスト」を試してみた。

<診断結果>
役割を与えられるのが好きで、ロボットに憧れを持っています。何も考えず、マイペースでやる方が力を発揮しやすいようです。基本的に短気で、恥ずかしがり屋さん。自分の中身に自信を持てず、馬鹿正直すぎなところが弱点。同じ価値観を相手に求める傾向があるようです。

そんなあなたを「ファミコンゲーム」にたとえると・・・

 『 ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 』。
「おきのどくですがぼうけんのしょ1はきえてしまいました」
 同じ結果の人は12235名います。

 やっぱりドラクエはIIIだよねえ。ファミコン版とスーファミ版で何回通しでやっただろう? ファミコン版はバッテリーバックアップ機能が今ひとつ不安定で、「おきのどくですが~」のメッセージも何度か見た。

 相手が泥棒だというから「どれ、軽ーくぶちのめしてくるか」と乗り込んだら逆に思いっきりぶちのめされたり、戦士に「らいじんのけん」を装備させたくて「トロルキングがよく出没する呪文が使えない洞窟」をずーっとうろうろしてみたり、はぐれメタルを初めて倒したら同行していた盗賊が「しあわせのくつ」をかっぱらっていて「ようやったガロード!(そのときの盗賊の名前)」と思わずわめいたこともあったっけなあ。……つらつら書いているうちに、またやりたくなってきてしまったぞ。

 ちなみに診断結果はことごとく図星であった。珍しいこともあるものだ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)