やればできるんじゃん。
近年ではめっきり声優の歌う曲しか出していない感のあるキングレコードが、雷にでも打たれたか、突然往年の遺産を大放出した(←かなり失礼な物言い)。同日発売の「ロボットアニメ大鑑」3作品。サンライズ作品を一括りに、それ以外をCD2枚組の上下巻に収録の大盤振る舞いの「おっさんホイホイ」である。……なんだよキングさん、やればできるんじゃないの。
とりあえず予算の都合上「サンライズ ロボットアニメ大鑑」のみをゲット。1977年の『無敵超人ザンボット3』から1993年の『熱血最強ゴウザウラー』までのTV作品から57曲。もう曲名を眺めているだけでげっぷが出そうである。
そうしていると、『装甲騎兵ボトムズ』(1983年)と『重戦機エルガイム』(1984年)のあいだに大きな断層が生じているように見える。それまで「いかにもアニメソング」然としていた曲が続いてきたところから大きく舵を切り、『エルガイム』以降の楽曲はかなり歌謡曲よりに傾斜している。作詞家やら作曲家が歌謡曲のそれになったという点が大きいのだろうが、この頃からアニメ作品そのもの以外に歌い手も売り出すようになったように思う。
いわゆる「勇者シリーズ」が2作目の『太陽の勇者ファイバード』(1991年)からCDの版元がビクターに移った頃を転機に、一連のサンライズ作品はキングからビクターへと引っ越しだした。これがキングにとっても転機だったんだろうな。
ひとまずは残りの「ロボットアニメ大鑑」上下巻も早急に入手したいところではある。上巻の2枚組は相当にカオスな様相を呈している感じではあるが。
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