2008.02.03

漢検初挑戦

 そんなわけで行ってきましたよ、漢検を受けに。都内で降った雪の影響を水戸あたりでもちょこっと受けつつも(常磐線の上りは6分の遅延)、会場の最寄り駅である水戸にはかなりの余裕を持って到着。

 そこまでは順調だったが、番狂わせがひとつ。会場になっている学校の方面に行くバスが意外に少ない。休日だったせいも多分にはあるだろうが、元から便数の多い路線ではなかったなあ、と20年ほど前には会場と同じ敷地にある学校に通っていたおれは思い出したのであった。自分で書いていて年月の経過にビックリである。

 試験会場は建物の5階にある教室であった。ふうふう言いながら上がっていって、「試験前に用足しを…」と思ったら、1階まで戻らないとトイレがないことに軽く絶望したりした。こういうことがあったりするから、試験会場には十分な余裕を持って着いておきたいものである。

 室内を見渡してみると、なぜか女性の比率が高めであった。ざっと見た感じでの男女比は1対3くらいか。制服姿がとても目立つ。

 開始前に解答用紙と問題がセットになったものが各人に配られる。解答用紙には受検票に書かれた番号と名前がすでに印字済み。試験と名の付くものにはすっかりご無沙汰していたおれにはけっこう新鮮な驚きであった。

 受検番号と名前が合っていることを確認したら、ふりがなを手書きで記入。おれはここで自分の受検対策が不十分なものであったことを早くも痛感させられた。手書きの感覚が鈍っている! ここ半月ほど急な法事でバタバタしていたこともあるが、DSのソフトばかりで練習していたせいで、手が「鉛筆で字を書く感覚」を忘れていたのであった。おかげで書き取り問題では、同じ文字を書いては消し書いては消しを繰り返す羽目になった。今後漢検の受検を考えている各位には「練習は鉛筆で手書きすること」を強く推奨したい(解答用紙は縦書きなので、そのへんも考慮した方がいいかもしれない)。

 実際に試験を受けてみてとんだ伏兵だったのは、漢字の部首を書く問題と、熟語の構成を問う問題。部首の方の配点はそれほど重要視されていないようだが、熟語の構成は意外な失点につながりかねないので要注意かも。

 解答そのものは20分の余裕を持って終わった。もっとも、解答用紙の回収後に配られた模範解答を見て、内心で思わず「うぎゃあ」と喚いた箇所もいくつかあったが。おれの受けた準2級の合格の目安は正答率7割程度だという。このラインはクリアしていると思うのだが、さてどんなものやら。合否の発表は40日ほど後とのことである。

3月6日追記:合否結果が届いた。結果は200点満点中178点で合格。とりあえず、もうひとつ上くらいは目指してみようかねえ。

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2007.12.27

漢検対DSソフト

 いささか唐突ではあるが、漢検を受けてみることにした(申し込み済み)。そもそも受けてみる気になったのは、テレビの『熱血!平成教育学院』を見ているうちに「こんなんだったらおれでも受かるんじゃね?」という、至って軽ーいものであった。

 さて、初めての漢検、どの級から受けるべきであるか? あまりにも手応えのない級では面白みがない。かといって、自分の実力と難易度の開きが大きすぎる級では受験料をドブに捨てることになる。というわけで、選んだのは「準2級」である。買ってきたテキストによれば「高校在学程度」の漢字力が要求されるそうだ。

 一緒にDS用の学習ソフトも買ってはみた。ただ、このソフトがいささか曲者であった。テキストとつきあわせると、「ホントにこのソフトで漢検の学習ができるのか?」という印象が強くある。

 どうもこのソフトは「解答者が正解を書いてくれる」ことを期待するアルゴリズムで動作しているのではないか? 誤って偏が異なる漢字を書いても、認識させると正解の漢字を出してくる。「いや、おれが書きたいのはこの字じゃないんだ」と思っていても正解の字で認識してしまう。……これでは勉強にならんぞ、おい。

 さらに厄介なことに、漢検の書き取り問題では「止め」や「はね」もちゃんと書かないと正解にならない。DSのソフトではそのへんがゆるーく設計されており、「ここはねないとダメ」などと指摘してはくれないのであった。それでもこのソフトは「財団法人日本漢字能力検定協会公式ソフト」なのである。いいのか、そんなんで。

 試験日は来年の2月3日である。さて、どうなることやら。

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